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東京レイヴンズ 異符録 俺の京子がメインヒロイン!
刀会 1
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皮は簡単にめくれて親指サイズの肉塊の先に鼻穴よりもっと小さな穴がひとつ。これは――。
ペニスだ。
鼻があるべき場所から男性の生殖器が生えていた。
「くぁwせ●×△○▲■□drftgy◎※☆★◆ふじこlp◇◇◇刄bッッ!!??」
桃矢はみずからの身に生じた異常な現象に驚愕し、声にならない悲鳴をあげて卒倒した。
「あははっ、すご〜い。鼻がチンコになってる! 山田風太郎の『陰茎人』みたい」
「鼻の大きな男はいちもつも大きいと言う俗説がある。鼻ってのは男性器のメタファーなんだろうな」
似たものは性質を共用する。厭魅の呪詛で鼻をペニスに変えてしまったのだ。
「もっもももッ、ももももモモモもとっ、も、もと。もともともと――」
「モト冬樹?」
「もとにもどしてくださいッ!」
「せっかく変態したんだ、もう少し肉体の変化を楽しめ」
「こんな変態みたいな変態楽しめませんっ」
「ふんっ、昼みたく女子にかこまれて鼻の下をのばすようなやつにはお似合いの変態だ。俺は今までの人生で女子どもに持てはやされたことなどないというのに、チヤホヤされやがって……。鼻の下どころか鼻そのものをぞんぶんにのばすといい」
「嫉妬してる!? 器の小さな人だ!」
「小さな器おおいにけっこう。器の小さな者はそれだけ正確におのれの器量を計れるが、デカいやつはそれがわからず大ポカをしでかしておのれの寿命をちぢめるのだ。織田信長や岳飛のようにな」
カウンターの下からおもむろに麺打ち棒を取り出した秋芳はそこに『梅桃桃矢』と書き記す。
「な、なにをするつもりですかっ……」
いやな予感を感じて桃矢の胸中がざわつく。
「厭魅の効果をその身をもって体験し、この呪術のなんたるかを知るといい」
そう言うとなにかの呪を唱え、棒の先端部分をゆっくりとなでまわし始めた。
「あっ!?」
桃桃の鼻≠ェピクリと反応する。触れてもないのに外部からの刺激を感じたのだ。
「あっあっアアッ! こ、これは……」
秋芳は棒の先をなでまわすのをやめて、こんどは上下にしごきだした。甘い刺激がいっそう強まり、その甘美な刺激に反応して鼻がむくむくと屹立し、反り返る。
「ほほう、桃矢は仮性か」
「み、見ないでっ、見ないでください! あっ、アアッ!?」
勃起しても皮のかぶったままの鼻を見られた。恥ずかしくて両手で顔を隠す桃矢を容赦なく悦楽の波が襲う。
「どうだ、自分でするよりも気持ち良いだろう? 厭魅において形代や媒体を矢で射抜く方法を仙法(そまほう)、槌などで叩くものは天神法、釘や針で突き刺すものは針法と呼ばれるが、これはまぁ撫で物の一種だろうな」
なでたりしごいたり、たまに手を休めたり。ときにやさしく、ときに激しく。緩急をつけて
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