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【完結】戦艦榛名に憑依してしまった提督の話。
0225話『戦艦棲姫を率いる軽空母』
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後は話によると軽空母は一隻になるという話だから艦戦を積んで制空権の確保だけに集中させてもらうよ』
「なるほど……だがそれはつまり戦艦棲姫の数が増えるという事だな?」
『ああ。二隻になるな。だから出撃する時にも行ったけど無理に倒す必要はない事を先に行っておくぞ?』
「わかっているさ。無茶はしない」
『それならいいんだけどな。頑張ってくれ』
「了解だ」
『それではな』

それで提督との通信が切れる。
そしてみんなに顔を向けて、

「だそうだ。無理しないで行くぞ」
「「「了解」」」

私達はそれで挑んでいく。
途中で足柄が中破してしまったが「まだ大丈夫よ!」と言ったので進撃していく。
そして到着してみれば確かに軽空母は一隻になっていたけど代わりに戦艦棲姫が二体になっていた。
うむ、辛そうだな。
だけど運がこちらに味方したようだ。
まず艦戦でほぼ軽空母の艦載機を落としきって、続いての決戦支援のみんなの攻撃によって軽空母だけに中破のダメージを追わせられた。
さらには、

「制空権、確保いたしましたわ!」

三隈がそう叫んだ。
よし、これならいける!
最後になんと阿武隈が甲標的でうまく軽巡を射抜いてくれた。
おまけにT字有利を会得できたのも大きい。

「行くぞ!」
「「「おう!!」」」

そして攻撃を開始する。
前回から登場した駆逐ナ級もいたがそれもなんのその、簡単に落ちていくのでこちらの攻撃が貫通しているのだろうな。
最後に足柄を抜いた私達で魚雷を放ってついには軽空母を落とすことに成功した。
だけどな……。

「提督よ。戦艦棲姫が二体とも生き残ってしまっているが……夜戦をするか?」
『いや、無理に落とす必要はない。そのまま終わっていいぞ』
「了解だ。悔しいが作戦は成功したのだから欲はかけないからな」

私達は夜戦をせずに戦闘を終わらせた。
くっ……戦艦棲姫の二体が無言で笑みを浮かべているのが憎らしいな……。
まだまだ地獄はこれからだとでも言いたいのか……?
……まぁ、それでも作戦は成功した。
これでいいんだ。
私はそう無理やり納得したのであった。



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