~prelude~
~Secret−Hysteria savant Sindroam of the certain friend~
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た。
「強猥男は神妙に−っわぉきゃっ!?」
勢いよく俺の方に踏み出したアリアは見えない相手にバックドロップを喰らったように、真後ろにブッ倒れた。 その足元には、アリアの弾倉から抜いておいた銃弾がいくつも転がっている。
さっき、投げた弾倉に目を奪われた隙にバラ撒いておいたのだ。
「こ、このっ……みゃおきゃっ! 」
勢いよくコケている。マンガみたいだな。
この隙に俺は、一目散に逃げることにした。
「この卑怯者!でっかい風穴−あけてやるんだからぁ!」
−「って事があってな……」
「なるほど。だからアリアのヤツ、怒ってたのか… 確かにあの体型なら小学生と間違えてもおかしくはないな。
フフっ。」
「笑うな!」
「悪い悪ぃ」
「さて、着いたぞ」
−2年A組。ここが仲間と一年を共にするクラスだ。
ついでにキンジも一緒のクラス。楽しくなりそうだな。
ガラガラッ。
「スミマセン、遅れました…」
俺とキンジは、頭を下げながら教室に入る。
「あ、2人ともきたね。じゃあHR始めるから座ってー」
おっとりしたような声―担任は武偵高の良心こと、高天原ゆとり先生だ。
ガタガタッ。
「はい、2人とも 座ったから…HR始めましょう。まずは、去年の三学期に転校してきたかっわいい子から自己紹介してもらっちゃいますよー?」
転校してきたかっわいい子………誰だ…?
ガタッ、と机から立つ音がした。
そして先生が―
「強襲科の神崎・H・アリアちゃんでーす!」
次の瞬間、隣からガタッ。という音がした。
「どうした、キンジ」
「いや、なんでもない。…シカクデミエンカッタ」
そして、いよいよアリアが口を開いた。
「先生。あたしはアイツ、とアイツの隣に座りたい」
と言って。俺、とキンジを指差してきた 。
…無理だろ。俺とキンジの隣に座るってことは、そこだけ横3列になるが。
「うーん……遠山君と如月君の間かぁ。別に、私は構わないけど……みんな、大丈夫?」
大丈夫じゃないだろ。
「Okay!」「大丈夫だ、問題ない」「いいと思います」
忘れてた。ここはバカの集まり、武偵高。
マトモな人間など、誰一人いるはずもなく。
「よ、良かったなお前ら!ようやく春が来たみたいだぞ!!」
「違う武藤、そんなんじゃない」
武藤剛気。車輌科のAランク。
特技は、乗り物と名の付くものなら何でも運転できる。
……もはやそれ、特技じゃないよな?
「あらあら、最近の女子高生は積極的ねぇ」
先生、何重に誤解しないでください。
するとアリアが、シュルッ……ぽ
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