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緋弾のアリア ~とある武偵の活動録~
~prelude~
~Secret−Hysteria savant Sindroam of the certain friend~
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な。
俺はその一斉射撃を−上体を後ろに大きく反らして、やり過ごしてやった。そしてその姿勢のまま 、左から右へ、腕を横に凪ぎながらフルオートで応射する。
見なくても、放った全ての銃弾の行き先が分かる。

使った弾丸は、7発−

その全てが、UZIの銃口に飛び込んでいくのも、分かる−!

ズガガガガガガガンッ!

折り重なるようにして倒れたセグウェイたちが全て沈黙しているのを確かめると、体育倉庫に戻った。

中ではアリアが、なぜだか跳び箱に入り直していた。
跳び箱から上半身を出した状態で、『今、私の目の前でなにが起きたの?』という顔をしている。
そして俺と目が合うと、ぎろ! と睨み目になって、跳び箱の中に引っ込んでいった。

........何だ。
何でか、怒っているようだ。

「−お、恩になんか着ないわよ。あんなオモチャぐらい、あたし1人でも何とかできた。これは本当よ。本当の本当」

強がりながら、ゴソゴソ。何やら跳び箱の中でうごめく。 どうやら服の乱れを直しているらしい。
だが........それは少し難しいだろう。さっきお姫様抱っこしたときに見てしまったのだが、アリアのスカートはさっきの爆風のせいか、ホックが壊れてしまっていた。

「そ、それに、今のでさっきのをうやむやにしようったって、そうはいかないから!これは強制猥褻!れっきとした犯罪よ!」

「........アリア。それは悲しい誤解だ」

俺は−シュルッ……とズボンを留めるベルトを外して跳び箱に投げ入れてやった。

「あれは不可抗力ってやつだよ。理解してほしい」

「あ、あれが不可抗力ですって!? 」

跳び箱の中から、俺のベルトで留めたスカートを押さえつつヒラリと出てきた。
ふわっ。見るからに軽そうな体が、俺の正面に降り立つ。

え。
立ったのか?それで?というくらい、やはりアリアはちっこかった。ツインテールを留めているツノみたいな髪飾りで上乗せしても、145、ないだろう。

「ハ、ハッキリと……あんた……!」

ぶわああぁ。そして、わわ、わわ、わ。ローズピンクの唇を震わせてから、がいん! 床を踏みつけた。

「あ、あたしが気絶しているスキに、服を、ぬ、ぬぬ、脱がそうとしてたじゃないっ!」

そんなに恥ずかしいなら言わなきゃいいのに。

「そ、そそ、それに、む、むむむ」

がいん! ……床に何の恨みがある?

「胸、見てたあああぁっ! これは事実!強猥の現行犯!」

さらに赤くなった。耳まで真っ赤だ。

「あんたいったい!なにする!つもりだったのよ!せ、せ、責任とりなさいよ! 」

がいん! がん! ががん!
新しいタイプの地団駄だな。それ。

「よしアリア、冷静に考えよう。
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