ターン83 鉄砲水と決別の歯車
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抱えていったい何を……いや、そうか。クロノス先生の手札には、さっきアルティメット・パウンドが死に際にサーチしたあのカードがある。
「どうやら気づいたようなノーネ?魔法カード、融合を発動。手札の古代の機械巨人2体と、場の古代の機械素体の3体を素材として、融合召喚!今こそ進化するノーネ、古代の機械超巨人!」
メガトン、の名が示すように相当な重量級らしく、これまでの古代の機械巨人をも上回るほどの地響きを起こして大量の砂埃と共に空から降ってきた融合体が着地する。やがてそれも収まり、僕らの前にその姿を現した古代の機械の融合体、その巨人の姿は。
『なかなか壮観だな』
その胴体から飛び出ているのは融合素材数を反映したのか、なんと合計6本もの巨大な鋼鉄の腕。そんな思い体を支える下半身はといえば、もはや人型というよりも移動要塞のような6本の鋼鉄の足。僕らを、そして僕の側に立つ巨人を無感情に見下ろすモノアイが、獲物を発見して光を強めた。
古代の機械超巨人 攻3300
「これだけで終わらせる気はないノーネ。あなたのしぶとさは私もよく知っているから、手加減は抜きで。装備魔法、重力砲を装備し、1ターンに1度攻撃力を400ポイントアップさせますーノ」
古代の機械超巨人 攻3300→3700
「さあ覚悟するノーネ、古代の機械超巨人で古代の機械巨人に攻撃!」
「バトルフェイズに入る前に永続トラップ発動、ディメンション・ガーディアン!このカードの対象になっている限り古代の機械巨人は、あらゆる方法で破壊されない!」
「だとしても、ダメージはそのまま通るノーネ!」
古代の機械超巨人 攻3700→古代の機械巨人 攻3000
清明 LP2400→1700
超巨人がその6本の足で体重からは予想もつかないようなスピードで走り、こちらの巨人の眼前に迫る。2体の巨人の右こぶしがほぼ同時に唸り、次の瞬間には轟音と共に互いのパンチがぶつかり合っていた。とはいうもののその体重も出力も圧倒的に超巨人の方が上、腕力の差で巨人がじりじりと押しこまれていく。
それでもなんとか、巨人は踏ん張った。辛うじて破壊されることなくしのぎ切ったところで、超巨人の左腕のうち1本がゆっくりと持ち上がっていくのが見えた。まさか、と思う間もなく、その鋼鉄の爪が無防備な巨人の背中に振り下ろされる。
「古代の機械超巨人は古代の機械巨人を素材としたことーデ、その枚数ぶんだけ1度のバトルフェイズに攻撃が可能なノーネ。私が素材とした古代の機械巨人は2体、よってもう1度攻撃させていただきますーノ」
古代の機械超巨人 攻3700→古代の機械巨人 攻3000
清明 LP1700→10
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