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銀河英雄伝説〜ラインハルトに負けません
第二十八話 イゼルローンを血に染めて
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危険宙域ギリギリから敵艦隊凡そ2000、我が艦隊左翼に攻撃」
馬鹿野郎余計なことを言いやがるから、見逃したじゃないか!
「敵は最後の足掻きだ、撃って撃って撃ちまくれ!」

「第12艦隊ロボス中将より入電『先走るな隊列を立て直しつつ後続部隊との連携を保て』」
「司令敵の動きを見極めませんと」
「返信はどうなさいますか?」
「無視しろ!」
「司令ロボス中将が最先任です命令に従わないと」
「黙れ!俺に意見するな!」
「しかし」
ちっ!勝ったら参謀長は真っ先に首だ!五月蠅い奴はいらん!

「ロボスが先任だろうが、艦隊司令官は俺だ!今は同格の中将だ関係ない!」
ロボスの奴俺だけ手柄を立てるのに嫉妬してるらしいな。

「敵壊走を始めました」
「ようし行けるぞこのまま敵艦隊と追走して要塞に肉薄しろ!」
要塞砲は此で使えんよ。
「司令!!」
「なんだ?」
「敵艦隊天頂方向へ急速上昇、要塞表面から光が!」

「司令急速後退をトールハンマー来ますー!」
「直撃来ます・・・・・・・・・・!!」

馬鹿な俺の野望が・・・・・・・・・・

次の瞬間第4艦隊旗艦アキレウスはその周りにいた僚艦共々原子の粒として消え去った。


 第12艦隊旗艦ペルーンではロボス中将がその閃光を見ながら唸っていた。
クラドックの阿呆が!
「参謀長第4艦隊の残存部隊に速攻で後退せよと命令出せ」
「はっただちに」

「トールハンマー第2波来まーす!」
またも沈む第4艦隊の各艦、最早組織的な動きも出来ない状態でバラバラに撤退してくる。
「第4艦隊生き残りの最先任を探して撤退指揮を行わせろ」

悲鳴のようなオペレータの声が響く。
「敵艦隊天頂方向から再度攻撃来ます!」
「要塞表面から敵艦隊出現しました」

「参謀長敵は更に艦隊を隠していたらしい、不味いぞこれは。」
「司令官閣下いかが致しますか?」
「第4艦隊残存はティアマト星系まで後退させろ、第7、第12艦隊で敵を防ぎつつ後退だ」

「第4艦隊分艦隊旗艦タケミカヅチ確認」
「阿呆の旗艦じゃないか、誰が指揮を執ってる?」
「パストーレ准将です」

「パストーレに第4艦隊を纏めてティアマト星系まで兎に角逃げろと連絡しろ!」
「諒解」
「第7艦隊のシンクレアに連絡を」

「シンクレア此は不味いぞ、敵の数が予想以上だ」
「確かに、阿呆のせいで作戦も滅茶苦茶だ」
「さすがにもう無理だろう」
「だな」
「俺とお前で繰り引きながら後退だ」
「判った」

嵩にかかって追撃してくる帝国軍特に、イゼルローンから出てきた艦隊は凄い勢いで追ってくる。
しかしロボスとシンクレアの逆檄に会い戦果を余り挙げられずに終わった。

同盟軍の4回目のイゼルローン攻撃は
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