~prelude~
~The tragedy comes suddenly~
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求めては いけません。 ケータイを 使った 場合も 爆発 しやがります」
本来 人が乗るべき場所は無人で、代わりにスピーカーと
1基の自動銃座…が乗っていた。
「……ッ、UZI!」
―UZI。 秒間10発の9mmパラベラム弾を撃ってくる、イスラエルIMI社の傑作品だ。
「なっ…なんだ!なんのイタズラだっ!」
キンジが叫ぶ。
「キンジ。…サドルの裏。触ってみろ 」
「サドル…? 何があるって…ん…だ!?」
「分かったか? 恐らく、プラスチック爆弾(composition4)だろう」
―そう。世にも珍しいチャリジャック…だ。
「この爆弾を仕掛けたのは誰か分からないが… 武偵殺しの模倣犯と考えるべきだな」
「クッソ… 朝、白雪が武偵殺しの模倣犯が出るかもしれないって言ってたの他人事にするんじゃなかった…」
「とりあえず、解決策をだ。
―今思い付いたんだがキンジ、『あれ』は今出来るか?
何かやたら強くなるやつ」
「…ッ!? 無理だ!やれるとしても条件が…」
危ねー。キンジのやつぺダル踏みそこねたぞ。
「その条件って何だ?」
「…………言えん」
何か顔が赤いが…… そんなに恥ずかしいことなのか?
「それなら彩斗、お前だってあるだろ。俺と似たようなのが 」
「…………どうしても俺にやらせるつもりか…。…なるべく運転に集中しながら聞いてろ。いくぞ?
まず、俺は2つ特性を持ってる。1つ、神経系。脳内物質βエンドルフィンを分泌させると、常人の30〜50倍もの量の神経伝達物質を媒介し、大脳・小脳・脊髄などの中枢神経 他運動神経の活動を亢進させる。
2つ、筋繊維。筋フィラメントってバネが普通は1つ折りで2の出力なんだが…………まぁ、ややこしいからそこら辺は省く。常人の100倍近くの筋力を持ってるって考えればいい。
俺のは医学用語でExcessive secretion syndrome。
短縮して、ESSだ。
因みにこういう人のことを『乗能力者』って呼ぶ。
お前も恐らく似たようなものだろう」
「…………さっきβエンドルフィンっていったな?
トリガーはなんだ? 」
「自分に快楽、喜び、楽しみを与えればいい。
身近なのは音楽を聞くとか。あとは…………性的興奮だな」
キンジがメッチャ驚いた顔してる…… 何だろう、共通性を見つけたときの驚きかたと似てるな。
まさか……?
「とりあえず、これは彩斗、お前に任せる。今の俺には何も出来ないからなっ」
―……ハァ。結局こうなるのか。
チャキッ…と懐からベレッタを抜こうとしたのだが、
「……?」
ありえないものを見た。
グラウンド
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