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【凍結】剣製の魔法少女戦記 外伝・ツルギのVividな物語
008話『トレーニングと覇王』
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じゃ試しにあたしと準備体操しようよ。どうせ男女でそれぞれ一人は余るんだから」
「うん。それじゃ一緒にやろうか、リオちゃん」
「よし、決まりだね!」
僕とリオちゃんが意気投合するのを横目で見ていたシホお姉ちゃんが小さい声で「天然のリオちゃんがいい感じに1ポイント先取ね……」と呟いていた。
それはヴィヴィオちゃん達にも聞こえていたらしく四人とも少し残念そうに各自ヴィヴィオちゃんとコロナちゃん、キリヤ君とシン君で運動をしていた。そこまで残念がるところなのかな……?
と、思っていたところでシホお姉ちゃんが僕の肩に手を置いて一言、
「ツルギ君は自分のチャーム力を自覚した方がいいわよ……? 私が言えた義理じゃないけど……」
「えっ? 僕、魅了の魔術は使ってませんよ……?」
「教えた身からしたらむしろ使わないでほしいくらいよ。魅了の魔術は個人のランクが高いほど威力はマシマシになるから」
「そうなんだ……」
ここでも魔術の知識が学べるなんてこういう機会もいいものだよね。
「それじゃリオちゃん、腕伸ばしでもしようか」
「うん、わかったよ」
それからリオちゃんと色々と運動を交互にしていった後にノーヴェさんの前に全員で集合して、
「それじゃ体もほぐれただろうからそろそろ始めるぞー?あ、シンはあたしとな。いつも通り」
「わかりました」
シン君がノーヴェさんに呼ばれて少しだけ細目が開いたような気がした。
それもそうだよね。シン君は腕の力が生まれつき弱いから腕での鍛錬は護身術程度しか学んでいないけどその代りに足の威力は僕たちの仲で一番強い。
その証拠にノーヴェさんの足と交差した時に少しだけノーヴェさんの表情が険しくなる。
かなり重たい蹴りなんだろうな。
シン君って短距離走でもいつもクラスで一番を取るくらいだから相当力を込めている感じだね。
横目で見ながら僕はキリヤ君と交互に拳の打ち合いをしていた。
僕がキリヤ君の手のひらに拳をぶつけるとキリヤ君は少しきつい表情をした後に、
「ッ! 相変わらずツルギは見た目とは反して拳の威力は強いよな」
「そういうキリヤ君だって僕以上の威力を出すでしょう?」
「ま、そうだけどな」
そう、キリヤ君はストライクアーツではほぼ全身を使うんだけどどこを一番使っているかというとやっぱり拳の殴打が一番多い。
キリヤ君自身、ナックル型のデバイスを所持しているほどだからよほど拳のぶつけ合いには自信があるんだろうね。
「それじゃ一発重いの行くぞ……?」
「うん、来て!」
僕はキリヤ君の拳を受け止めるためにパンチングミットを装備して待機する。
そして次の瞬間、キリヤ君の拳に魔力が集束していく。
そして一気に僕目がけてその拳は放たれた。
ブオンッ!という風切り音ととも
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