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マイ「艦これ」「みほ3ん」
EX回:第27話(改2)<策士>
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ういった話題は好きなんだが既に五月雨はボーっとしていた。
ま、(うわ)の空で聞いて貰った方が本人のためだろう。機密事項かも知れないし。

「ただ、ちょっと情報を調べて気にったのだが」
「調べた?」
嫌な予感がした。

「何だその顔は?」
「いえ……」

彼女は一呼吸置いた。
「この時代は情報網が発達しているようでな。ここの予定表から、この時代の省のデータベースまで、ちょっと侵入したら簡単に分かった」
「ちょ、ちょっと! 勝手に入ったんですか?」
「いちいち驚いた顔をするな! 気色悪い。だいたい省の基幹システムの設計は私だぞ? 軍のフレームなんて、そう簡単には変更されないからな。まぁ言ってみれば自分の庭みたいなものだ。パスワードくらいなら破るのは簡単だ」

「怖い人だ……」
技術オタク、いや「神」か。

なおも得意気に成る参謀。
「ふふふ面白かったぞ。この時代の私もまだ省に居るらしくてな……冗談で自分にメールを送ってやった」
「ちょっと、それはやりすぎでは?」
「なんだ?技術者の好奇心と呼んで欲しいな」
「付き合いきれません」

私に突き放された参謀は、ちょっと残念そうな表情になった。だが改めて眼鏡をかけ直した。
「気になるのは……司令も知っているだろう、ここに来るはずだった部隊も美保鎮守府であり時期も年代が違うだけで日付が符合しているという偶然の一致だ」
「ほう技術参謀もご存知でしたか?」
「当然だ。気持ち悪いくらいの偶然だな」

ここまで来てふと見ると五月雨も日向もウトウトしている。オタクな会話が続いているからな。

技術参謀もそれを見ると、急に雰囲気が変わった。
「寝たな……おい、もう少しこっちへ寄れ」
「変なことしないで下さいね」
「お前は馬鹿か? チョッとは学習しろ! あんなことも、こんなこともせんわ!」
「済みません。学習能力ゼロです」
「いいか」

技術参謀、小声になる。
「あの武蔵の言葉を覚えているか?」
「はい……目に見えない物という」

当てずっぽうだったが参謀は頷く。
「そうだ。あの言葉の如く、あいつは策士だぞ」
「というと?」

彼女は深呼吸をした。
「目に見えない物ほど永遠……これは要するに電子データを象徴した言葉でもある。あの時、返すように言われたモノはなんだったか、覚えているか?」

私は、ハッとした。
「返却した資料は全て『目に見える書類』だったとか……」

技術参謀はニタリとした。
「つまり、あいつは我々が取得した情報のうち目に見えない電子データや艦娘の脳内データについては一切、咎めないと暗に伝えていたのだ」

「ひゃあ、そうだったのですか!」
私は驚愕した。

だが技術参謀は、ひとこと渇を入れる。
「このく
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