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東京レイヴンズ 異符録 俺の京子がメインヒロイン!
奇門遁甲(乙種)
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リンのバカっアホっ、急急如律令(オーダー)!」

 ドドオォォォンッ!!

 先ほどの爆発と同じか、それ以上の音を響かせて雷鳴が轟き、秋芳の身に落雷が突き刺さった。





「倉橋京子さんが見事に俺を捕まえましたので、土御門チームには明日から一か月、昼食をおごることをここに誓います」

 塾生らの冷たい視線の中。黒こげになり、頭からぷすぷすと煙をあげつつも、動じることなく講師役を続ける秋芳。

「また今日は今日でこちらで昼食を用意しましたので、遠慮なくどうぞ」

 芋がら、干し飯、五平餅、高野豆腐、切り干し大根……。
 今日の課題に則して、いにしえの陣中食を再現したものに近くの川で獲れたアユやマス。ウナギなどが配膳された。
 微妙な味だったが、それでも塾生達は完食した。体を動かした後だけに空腹という調味料の働きがあったからだ。
 それに青空の下で学友達と食事するという状況は、実に楽しい。
 内容はともかく野外実習そのものは成功したのではないだろうか――。

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