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マイ「艦これ」「みほ3ん」
EX回:第23話(改2)<接待の苦労>
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になった。

「まぁ、それは認めますけどね」
私たちのやり取りの間、五月雨は、ずっと待機していた。

それに気付いた夕張さんが促すように敬礼した。
「では夕張と青葉、一階にて休息いたします!」

それに続いて青葉さんも慌てて敬礼をした。
「では失礼致します!」

「ゆっくり休め」
私と参謀も敬礼を返した。

『はい』
それを見て軽く頷いた五月雨が案内を続ける。

「では、お二人は二階になりますので、こちらへ」
私たちは彼女と共に少し先にあったエレベーターの前へ。

「何だ?」
参謀が呟いた先を見るとエレベーターに張り紙がしてあった。それは、たどたどしい字体だった。恐らく艦娘が書いたのだろう。

(これはまるで小学生の字みたいだな)
私はそう思いつつ読み上げる。
「なになに、艦娘は使うな! ……か」

「あの……お客様をご案内をするときは良いんですけど」
なぜか言い訳のように説明する五月雨。

「分かっているよ」
「私は良いんだろう?」

ちょっとイジワルな顔で参謀が聞くと五月雨は一瞬、ビクッとした。
「はい……あの、大丈夫だと」

それを聞いた参謀は微笑んだ。
「悪かったな。私みたいなのは特例だ」

そして私たちはエレベーターに乗り込むと二階に上がった。二階の廊下の中央より手前が参謀親子の部屋だった。

「ごゆっくり」
私と参謀は互いに軽く敬礼をする。

「久しぶりの親子、水入らずの宿泊だな」
ふっと彼女は、そんなことを言いながら寛代と二人で部屋に入った。

 二階廊下の中央付近が私の部屋らしい。そこへ向かう際に五月雨から簡単な説明があった。
「提督のお部屋はゲストルームになっています。その両側には普通警備の者が入りますので今回は戦艦金剛様と比叡様でまず一部屋。その反対側には航空戦艦の日向様と空母赤城様が入られます」

「なるほど」
(私の部屋は艦娘がいる二部屋に挟まれる格好だな)

アレッと思った私は質問した。
「ちなみに龍田さんと夕立の部屋は?」

「お二人は一階になります。お強いですし」
彼女は微笑んだ。

「細かいな」
(なるほど、ああいう実戦系は階下になるのか)

私自身、提督になってから間が無いし外遊の真似事も初めてだ。こういう待遇には、ただ「へぇ」と感心するしかない。

五月雨はカードキーを取り出すとドアのロックを解除した。軽い電子音と共に(かんぬき)が外れるような音がした。
「ゲストルームは厳重だな」

「はい」
そして私は五月雨に続いて部屋の中に入ると自動で明かりがついた。まるでホテルだ。

ざっと部屋の中まで案内をした後、彼女は一礼をした。
「非常時の連絡は内線電話を上げて頂ければ当直班に通じます
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