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仮面ライダーディロード〜MASKED RIDER DELOAD〜
序章〜全ての始まり、守護者の刃〜
第1章 誕生!最強ライダー編
第28話『究・極・集・結』
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本を読もうと思い、鞄から本を取り出してしおりを挟んでいるページを開くと、弦太朗がやってくる。
「雅、さっきのあれはなんだよ。」
「如月君、馴れ馴れしいです。人が本を読もうとしているのに邪魔しないで下さい。」
「そんなの後でもいいだろ。俺の質問に答えろよ。」
雅は本を閉じる。
「僕が一番信用出来ない言葉を教える。それは友情だ。仲良く遊んで楽しむのは勝手だけど、友を持つと、人は心が弱くなり、すぐ頼り、堕落する。そして、その友人とやらは何の責任も取らない。確かに幼少期の交友関係は大切だ。でも、この歳になればそうは行かない。友情なんて幻影、夢幻(ゆめまぼろし)。もう授業が始まるから邪魔しないでほしい。人の読書の時間を潰してまで話しかけてくれてありがとう。」
雅は皮肉を込めて言うが、
「おう。また休み時間に話そうぜ!」
弦太朗は理解していなかった。
雅は英語の教科書とノートを取り出す。それと同時に始業のチャイムが鳴り、園田先生が入ってくる。
「如月君、また着席していませんね。それでは、57ページを開いて下さい。」
そのまま英語の授業は進んで行く。

授業が終わり、雅は弦太朗に絡まれないように即座に教室を出て、廊下を歩いている。すると、三体のゾディアーツが生徒を襲っていた。
「この位置なら行けるな。」
雅は窓を開けて飛び降りて着地する。そして、ゾディアーツのいる所に向かった。

「その星座の並び、蛇座─スネークに盾座─シルト、子馬座─エクレウスか。」
【CHANGE RIDE-KIVATT BELT-】
雅はディロードライバーをキバットベルトに変えて、キバットバットV世に左手を噛ませる。
「変身!」
雅は仮面ライダーキバに変身する。
「さて、一気に片付けるか。」
「ドッガハンマー!」
キバはドッガフエッスルで鉄鎚型の武器、ドッガハンマーを召喚して豪腕なドッガフオームに変身する。そして、その力で力任せにドッガハンマーを振りかざしてシルトゾディアーツを攻撃する。
「グァッ!」
キバの攻撃にシルトゾディアーツはよろめく。すると、
「大丈夫か、ザフィー!」
「私達を忘れるな!」
エクレウスゾディアーツは馬の頭部を模したハンマーを、スネークゾディアーツは蛇型の鞭を手にしてキバを攻撃するが、キバはドッガハンマーを振りかざして受け止める。
「まずはシルトゾディアーツから倒そう。」
「ドッガバイト!」
キバは必殺技を発動。キバの周りを新月の夜空が覆いキバはドッガハンマーの拳状の鎚を開いて、中から巨大な瞳が出現する。
「シグナム、ヴィータ、後ろに隠れろ!」
シルトゾディアーツは他の二人に指示を出して後ろに避難させるが、ドッガハンマーの瞳を見てしまったシルトゾディアーツは動きを封じられてしまう。キバはドッガハンマーから巨大
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