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やはり俺がネイバーと戦うのは間違っているのだろうか
11.家族に迷惑はかけたくないと思うのは誰しもが通る道だ
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は女だぞ」
「またまたぁ、そんなんだから色んな人にお兄ちゃんの魔の手が及ぶんだよ」
いつから、俺がタラしだと錯覚しいた?
(なん、だと)
お前に言っとらんわ。それと雪ノ下、うんうんってうなずいてんじゃねーよ。
「あはは、僕男何だけどな」
「なん、だと」
やっぱり、総司と小町って血繋がってるんじゃねーの?言ってることとかリアクションがもろかぶりなんだもん。なんかやだわー。
「ひ、ヒッキーのクラスメートの由比ヶ浜結衣です」
ブッ!と小町が吹いた。ねえ、さっきから失礼じゃね?泣くよそろそろ。落ち着いたのか、小町が背けた顔を元に戻すと由比ヶ浜をジーと見始めた。何かあるのだろうか。
「あの、そろそろいいっすか?」
あ、こいつのこと忘れてたわ。
「自分、川崎大志っていいます。実はうちの姉ちゃんも総武校通ってるんですよ」
「ああ、なんか不良チックな人でしょ!」
「よく遅刻してますよね〜」
由比ヶ浜よ、不良チックなんて言葉どこから出てきたんだ?そもそもどういう意味だ?
「姉ちゃん、最近バイトから帰ってくるのがめちゃくちゃ遅いんすよ」
遅いって言っても一口にいくらでもいえるからな。何時くらいなんだ。
「朝の五時くらいなんすよ」
朝帰りかよ!さすがに俺でも‥‥‥徹夜即登校があったな。
「具体的にはいつ頃から遅くなったんです?」
「高校二年にあがってからっす」
「つまりそこのぐだぐだコハエースと一緒になってから不良化したのね」
「俺たちが原因じゃねーから。ぐだぐだ病はぐだぐだになったりたまに二等身になるだけだから」
ともかく、高校二年からバイトで朝帰りが増えたと。情報が足りねーな。もっとねーのか?バイト先のあてとか。
「あと、そういえば。前にエンジェル何とかって店から電話がかかってきたっす。エンジェルっすよ!エンジェル!絶対やばい店っすよ!」
お前はエンジェルに偏見を持ちすぎだ。なんかエンジェルに恨みでもあんの?
「なるほど。じゃあ、話を整理をしましょう。大志君、あなたの相談はお姉さんの朝帰りを止めるように促すこと。そしてわかってることが朝帰りが始まったのが高校二年になってからなのと勤め先に「エンジェル』という単語が入っている、ね」
うーん、ぶっちゃけ情報が少なすぎる。
「よし、とりあえず今は何とも言えん。明日あたりから少しずつ動いてみるからわかったら連絡する。はい、解散解散」
「の、前にご飯ですよー」
そういえばそんなこともありましたね。はい。
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