第六話
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りましたが……。」
「僕はチェス部だ。実家の方でも嗜んでいたからな。」
「おお、見事にバラけてるな。しかし聞いてみる限りじゃどこも面白そうだな、ラクロスは女子限定みたいだからどの道は入れんが。」
「まあそれはね?」
「カイムは……そうか入れないのか。」
「一応立場が立場だからな。禁止された訳じゃないが入らんほうがいいと思ってな。入れりゃ調理部かフェンシング部に入ってたかも。」
「カイムさんらしいチョイスですね。」
そういった会話をしながら歩いている内に第三学生寮に到着し、中に入ると既にサラとフィーが広間で寛いでいた。二人はカイム達、というよりカイムに気付くと少し不機嫌そうに話しかけた。
「遅かったね、カイム。」
「全くよ。ほら、早く晩御飯作っちゃって。今はまだ小腹ですんでるけどそろそろ本格的にお腹が空いてくるから。」
「人に厄介ごとを押し付けておいて何を言ってんだか……。」
「でも引き受けたんでしょう?まあメインでやるのはリィンみたいだけど。」
「まあな……さて、サクッと作るか。」
サラとの会話を切り上げてカイムはキッチンに入っていった。そして暫くすると空腹を加速させるいい匂いが漂ってきたのであった。そして夕飯を終え、先に帰った侘びとしてリィンと共に生徒手帳を皆に配るのを手伝い、次の日の朝食の仕込を終えて就寝する為に部屋に戻っていった。
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