決戦 スットマン
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っていた。
我峰はダルフに吠えた。
「ダルフ!さっさとケリをつけろ!犠牲者増える。来賓を傷つけたらこの国は終わりだぞ」
「わかってる」と暴走したスットマンの攻撃を躱しながら、我峰の呼びかけに応える。
スットマンの左手が伸びきったスキを見計らい、懐ろに急接近して剥き出しの腹部に炎の右アッパーを入れる。
それもビクともせずにダルフの左側からスットマンの右腕が襲いかかる。
そのまま右腕に押されながら、ダルフは壁にぶつけられた。
「おい、チィ」と顔を強ばらせスットマンを見る。
両腕がズルズルと戻り終えると、我峰らがいる。来賓や国王を見ていた。
そして、右腕が近くまで伸び止まって、腕の先をトゲトゲになり伸びようとした瞬間。
「ねぇ、どこ見てんの?お前の相手はここにいんよ!」
ダルフは語りだし、両手に炎を燃やし突っ込んだ。
暴走したスットマンは、両腕でダルフを突き刺しにかかったが、
「これもコアの一種なのか」ダルフは独り言をボソボソと言う。
炎を燃やした両手に両腕を引き裂かれて、上下から同じタイミングで前身を切り裂かれた。
「フレイムファング・・・・そして・・・波」
ジェス戦と同様に、炎の圧縮された波動がスットマンを弾き飛ばした。
勢い良く飛ばされ、壁に大きな衝撃とひび割れをしながら練り込む男性の姿があった、その男性はスットマン。このマルナス王国の摂政を勤めておる、この国の実力者だ。しかし、そんな彼もいろいろな悪事が公に明かされて行った。さらに彼の不幸は続き過信していた闇の代物に蝕まれ支配されてしまう。
そんな暴走したスットマンから、来賓や国王を救った男。我峰、そしてダルフ。彼ら二人のおかげでマルナス王国は救われたのである。
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