魔導兵器
[2/7]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
一撃を躱した。
その後、暗騎はワイヤーロープで吊るされたかの様に、浮き上がりダルフの上をふわふわと通り過ぎながら剣で切りつけようとした。それを炎が纏った左腕で弾き飛ばす。
「ちぃ、躱すのかよ・・・スパーンと行ったと思ったのによ」
3階に潜みながら、ジェスはダルフと暗騎の戦いを見ていた。
暗騎は弾き飛ばされながらも、そのまま勢いを利用して一回転し下から掬い上げるかのように、背後から斬り上げた。
ダルフは無理矢理体を拗じり、避けて体を回し暗騎の方に向けなおす。暗騎も空振りながらも、ゆっくり時間が止まったかのように両足を着地させる。
今度はダルフから攻めかかり、右・左・回し蹴りなどのコンビネーションを繰り広げ攻撃するが、暗騎に悠々とすべて躱され回し蹴りを躱した後に左手の剣を振り降ろす。が、こんどはダルフがバックステップで躱すが暗騎が右足のバックキックを繰り出され、ダルフは後ろの本棚に吹き飛ばされる。
「ぐぅ・・はぁ!!」
暗騎はつかさずにダルフに近づき斬りかかるが、ダルフは両腕で体を押し上げて避ける。空振りに終わった暗騎の剣は本棚を真っ二つに切り裂いた。
「なんてデタラメな動きなんだ・・・」
ダルフは本棚の上を飛び跳ねながら、暗騎と距離を取る。
暗騎がダルフを見て、照準を確認したかのようにダルフに一直線上に飛び跳ねた。
それを見たダルフは上空へと飛び上がった。
「仕方ない・・・」
両腕に巻きつけていた炎を右手に集中させて、左振り払うと同時に5つの火の玉を飛ばして暗騎を襲った。それを左右に何度も振り払った。
横一列に飛ぶ火の玉を暗騎は、自分の前に来るのだけを斬り払いして近づいて行く。
しかし、見逃し背後に行った無数の火の玉が暗記を囲い込み、四方から火の玉が襲いかかる。
暗騎はなんの焦りもなく斬り払いするが、その内に追いつけなくなり暗騎を囲って爆発する。
「ちいぃぃ」
影から見ているジェスは悔しがる。
本棚の上に着地したダルフは爆煙を見守るが、煙の中から暗騎が出てきて襲いかかる。
つかさずに防御をするが、勢いに弾き飛ばされた。左膝と右手を地面に擦らせながら後ろに下がっていく。
止まりかけた寸前で前に飛び掛かり、また両腕に炎を巻き付け暗騎に殴りかかる。
左ストレートの大振り避けられ、逆に斬りかけられる。が、後ろ回し蹴りで暗騎の胴体を蹴り飛ばす。
バランスを崩した暗騎は、本棚にぶつかりふらつく。そのままダルフが飛び上がり上からの蹴りを放つが、暗記に下を潜られる。
「ぬおああああ」
そこからさらに両者のスピードが増していき、ダルフの振り返りの左拳と暗騎の右の剣がぶつかったと
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ