少し間に
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ってくる。そしてシュルスが話を続けた。
「偵察調査によりますと中広場の所には、城内へと続く階段があります。ので、そこから潜入してスットマンを倒すのがいいと思います。また明日のこともあり、城門を超えるとほとんどの軍隊は外広場・港・橋・外壁・関門などに配置されて人は少なくなります。がこの前みたいな親衛隊がいますので、数ではなく個の力が強いと思ってください」
「「はい」」と俺たちは返事をした。がここで1つ驚きなことが起きた。
「シュルス、おめも行くんやで」と我峰が言った。
「えっ!なんで」とシュルスは慌てて聞き返した。
「なんや、おめ。嫌かい」
「嫌ではないが」
「ならいけ。嫌なわいを倒せ」
しぶしぶとシュルスは「わかりました・・・」と言った。
これによりシュルスも同行していくことになった。
そんな事を思い出していると、目的の城の内部へと繋がる階段に近づいてきた。
「では、ありがとうございます」
とダルフ達は永遠の行軍のグループから離れ、衛兵のいない階段から侵入し、城内へと入っていった。
そんな王宮の中を歩く兵隊がいた。その男の名は、リバロ。先日のハニルの街での戦いでダルフを倒した男だ。
リバロは、左側から日差しを浴びながら廊下を突き進んでいた。そのまま突き当たりに差し掛かると木製の扉の前に来た。石を何十にも積み上げられた壁と扉の両サイドを照らすロウソクの間に、木の板が何枚も重なり上下に鉄の板でつなぎ止められていた扉だ。
リバロはその扉を手の甲で2,3回ほど、コン、コンと、ノックをした。そしてリバロは外開きの扉を塞いでいる木の板を退かし、扉をギー、ギーと軋む音を立てながらゆっくりと扉を開けた。
中は薄暗かったが、音が聞こえてきた。はぁ、はぁ、と人の息遣いのような音が、すると「んっ、あっああ」 我慢しきれずに女性の小さな声をあげるが薄暗い奥から聞こえてきた。リバロは壁にかけてあるロウソクを取り出し部屋の中を照らす。
中には、ベットの上でオッパイを採まれ突きつけられ何も抵抗できずになるがままに泣き叫びながら苦行そうな顔の女性と、その行為を楽しんでいる男性がいた。突然、女性が「ああっ、あああーっ」 切なく長く尾を引く高い声を叫びながら、脚は開かれ真っ直ぐに伸びて、腰が勝手にピクッピクッと小刻みに震えて絶頂を感じていた。
男は何もなかったかのように、女性から離れパンツ・ズボン・シャツの順に服を着て、Yシャツのボタンを下から順に締め出す頃に話しかけてきた。
「少佐、そろそろか」
リバロは右腕を胸の前に持ってき、お辞儀をした。
「はい、スットマンさま。船の出港、各国の来客者、12神獣・亥の紫郭我峰
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