少し間に
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なハハハ。潜るとはその水の深みへと、さらに奥へ深淵と潜り込むことだけだ」
あの水の感覚を潜るのか、確かに川や池など水があるところは底まで潜れる。しかし・・・
「だけと言うのは、どういう事だ」
「それだけのことだ」
「それだけのことだと。力を獲るのだぞ!人智を超えた域の」
「そうだ。それだけしかない一人の人間だ。」
意味がわからない。何が言いたのだこいつは・・・
「いいか、ダルフよ。汝は力を得て何がしたい。ただその力を持ち自身の傲慢さを見せたいのか。スットマンみたいに!それとも導きたいのか、救いたいのか?」
「・・・」
「それを間違えるなよ。そして潜る前にそれを決めていけ、潜った後では戻りたくとも戻れぬ」
またイスタロフも、言い終えるとテントの方に行った。
王都レプロパンは、陸地から離れた小島に港町を築き、満ち潮の時には海に浮かび、引き潮の時には自然に現れる陸橋で陸と繋がっていた。トンボロ現象。普段は海によって隔てられている陸地と島が、干潮時に干上がった海底で繋がる現象。
という自然の橋を利用した陸地の海岸線に王都街レプロパンを築き上げた大都市だ。トンボロの橋の北側にブレナス城がある。
ブレナス城は、ゴシック様式など、さまざまな中世の建築方式が混ざり合って出来た構造になっている。高さは12階建て(灯台塔を入れると15階建て)の構造体である。
地下階は、地下牢・拷問部屋・研究室などがある。1階に玄関ホール・大広間・厨房・物置・事務室・使用人の待機部屋・軍隊の部屋などがある。2階は、図書館・医務室・食事室などがある。3階は、謁見の間・客間・会議室などがある。4階からは王族スペースとなる。が6階と8階には執事とメイドの休憩部屋がある。灯台塔は、軍の管轄になっていて、偶数階ごとに屋外デッキと渡り廊下がもうけられている。警備のため渡り廊下を経由して軍は巡回警備を行っている。
各種ライフラインは水道以外通っていないらしい。と言うより、建設当時にあったライフラインが水道なだけで、他を配備することもなかった。それに配備すると白の価値観を失うという意見もあり、配備されてない。
大広間は、玄関ホールの右横の扉から入ることができる、王・官職が食事や式典をする為の広間である。奥には王族達が座る長テーブル、その前には客などが座る長テーブルごとに座る。天井は天井板が無く梁や屋根構造が丸見えになっている。イベントなどのときは、市民を持て成すため飾りつけも変えられる。普段は長テーブルは置かれていない。
厨房は、大広間の隣りに配置されている。たくさんの料理人が日中働いている場所である。灯台塔は、ブレナス城でで最も高い位置にある塔。またこ
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