少し間に
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けたので」
「まぁいいけど、負け戻ってくるなよ」
袈は腕を抱えて、大きく言った。恐らくまだ負けを知らないのだな。みんな朝ご飯を食べていると、我峰が来て話しかけてきた。
「また、スットマンの所へ行くつもりかい」
異様な雰囲気と威圧感をだし、元々の大きさはあるけど・・・いざ話すとなるとその大きさに飲まれそうだった。
「・・・あ・・・あぁ、行く・・・行かないといけないんだ」
「なら明日王都に行くぞ」
「はい・・・行くぞって我峰さんも行かれるのですか」
と威勢のいい返事の後に驚いて振り返る。
「コルマト島の首都ビクニュームにて、権力者たちや国のモノたちが集まる会議(通称パーティー)が行われる。俺は12神獣として出席する。」
「ビクニューム・・・パーティー・・・」
ダルフは我峰の言ったことを復唱するかのように言う。
「そして、マルナスの王都からコルマト島へ出航する巨大船をマルナスが建造したと各国や権力者に書状を送っている。そしてそれが出航するのが明日の1500だ」
「国の・・・民から金を奪い集めそして、その金で巨大船を建造・・・しかも各国にゴマをすって」
ダルフはだんだんと怒りが込み上げてきた。が、シロンやハルは冷静に見つめて少し黙った。
「自国の権力を見せたいんでしょどうせ」
とシュルスがシロンやハルの思い浮かんだことを呟いた。
ダルフは異論を言おうとしたが、いろいろと考えやめてしまった。それから数時間と沈黙が続いた。
そんな沈黙をシュルスが壊した。
「そう言えば、イスタロフさんはまたアレですか」
「あぁそうだ」と我峰が答えた。が我々3人はなんのことだかわからなかった。
「そう言えば、イスタロフさんはどこにいるのですか。明日のことも話したいのですが」
とダルフが聞いたが、我峰はイスタロフはまだ寝ているから行かない方がいいらしくさらに詳しく聞くと
「あいつは昨晩また女を連れ込んだ・・・連れ込んではいけない訳は無いが、建物の中と違ってテントだ。空調がいい訳じゃない。ましてや籠もる。だからヤった次の日は入らない方が良い。それに入ったら入ったで生臭い」
と我峰はイスタロフのところへと行こうとした俺たちに教えてくれた。
そのことを聞いた俺たちは、それぞれの各自の行動に移った。
シロンは、スクラップや材木を集めに行った。ハルは、何か集めるかのように森へと入って行く。俺は何をするか迷った。恐らく2人は、自分の武器の資材集めをしているのだろう。そう思うと武器を持っている奴は
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