暁 〜小説投稿サイト〜
HUNTER FUNG
世界
[2/9]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
いるかと思うと、急に光の柱が立ち上がった。
光の柱はだんだんと大きくなり、やがて周りを光で包み俺を飲み込んだ。





次に目を覚ますと、俺は布製のテントの中にいた。
慌てて起き上がろうとするも、体は傷を多いまた少し痺れた感覚があった。また隣には、壊れかけの鉄鎧があった。



鉄鎧がなぜ・・・これも無意識のうちなのか・・・



シロンは、目を閉じ直して体を休めようと眠りにつく。が長く寝ていたのかなかなか眠りに付けず、寝返りをしようにも身体が痺れて動かせない、また頑張って動かしてもキズが痛くて動かせない。

周りからは見知らぬ男の声がザワザワザワザワとたくさん聞こえてくる。
通りすがりの人々に助けてもらったのか、思いながら頭を落ち着かせようとした。
すると、ダルフやハルやイスタロフのことが気に掛かり出した。

無意識のうちに、国に戻ったとしてもあいつらは止めてくれなかったのか・・・負けた奴はいらないってか・・・それにイスタロフに負けるのはムカつくぜ、クソぉ。王宮に戻った時に聞いておくべきだった。さすがは王の威圧。本当に何も言えなかったあれじゃ国を出て行く時と変わらなかったじゃねえかよ。ちょっと待て、あの光景って俺がオストを後にする出来事じゃねえかよ・・・またあの夢を見ていたってことか・・・するとここは永遠の行軍のテントの中かぁ

その時、外からダルフやハルのような声も聞こえてきた。





「みんな聞いてくれ、俺は征政権の十二支の1人になることになった」



と中央に座った我峰が言った。2.5m位の身長に鎧甲冑。スキンヘッドの髪型だが、両肩から白い牙のような白髪の後ろ髪がよりそう。袈の話では牛を片手で持ち上げるほどの怪力を持ち、戦場では大名家の血筋ながらも先陣を駆け抜けていくほどの豪傑。戦の集結に伴い、長男ではなく跡継ぎ争いに巻き込まれるのを面倒とみ、旅へと出て行き。その後にイスタロフと出会って、永遠の行軍を作った。



「征政権の十二支・・・」


とイスタロフと馮今が難しそうな顔をして言った。



征政権
ユルシア大陸を南西にゴビドの海を超えた先に島がある。コルマト島。古代からの権力者が住む人工の島。金、技術、医療、力、産業、農業、工業など火の文明が一番に発達した国。また古代人類が捨てた最後の島とも言われている。大陸のあらゆる権力がこの島にあると言っても過言ではないのが征政権。

軍隊か国家権力か業界王しか居住を許可されない島である。

十二支
神から12の獣に位をあげられたと、言われる獣。子、丑、寅、卯、辰、巳、午、未、申、酉、戌、亥の獣である。
征政権によって公認された12人。コルマト島への住民権が許され、またいろいろな業種
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ