それぞれの試練
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次の日の朝
オニッシュ村、外の草原。
「よっしゃ、早くアニマを身に付けて、モンスターを倒すぞ」
とジットが張り切った。
「そういえば、早く乗せるを教えてください。」
「おい、お前が余計な事を言うから、あいつ困っているぞ」
「えぇ、私のせい」
「ってか、俺が言った。謹慎の暇潰しがガキンチョの師匠かい」
と少し離れてシロンとハルとランダが修行の様子をご覧になるように喋っていた。
「乗せるを教える前にまずは、復習をしよう」
とダルフは言った。
「復習」とジットが言った。
「そう復習だ、さぁさっさと立って目をつぶるってみる」
といい、ジットとセラの二人はまた仁王立ちして目をつぶった
「あれはなにやっているの」
「あれは、アニマを持っているいるダルフがまだアニマに目覚めていないあの二人に、強制的な目覚めを呼び起こそうとしている。」
「それはいわゆる、防衛本能ってこと」
「まぁそういうことだ」
「なるほど、この国はまだ強引だな。俺の国では術式を書いた紙の上に棒の様な置物を置いててっぺんが光ったらアニマに目覚めたというふうだけどな」
「それなんかまだ古そう、それでアクロテンの中の一部になれたね。私のところは水晶のついたステッキを光らせるんだよ」
「俺からしたらどっちも変わらないと思うが。まぁ、そういうことだからスットマンの考える政策が出来るのだと思う」
「ちょっと待て、オストがアクロテンの一部になったてどういうことだ」
「え、知らないの少し前に西の三国戦争と言われた。アケニア、ブテン、バビの3つの超大国による戦争が終結して、そしてその3カ国が主な主導権を握る共和国としてアクロテンが出来たってわけよ」
「そっか・・・なら俺は余計にアスロンに行かなくてわな」
と喋っているあいだに、ジットとセラはアニマに目覚めかけていた。
「あれなにこれ、昨日より短いのに湧き出る感じは」
とセラは言った。
「それがアニマの目覚めさ」
「アニマの目覚め」
「アニマを持つものとなったのだ」
「これが、昨日の修行の意味。昨日はアニマを呼び起こすための修行をしたのだ。そして今日の復習により、アニマを目覚めさせた」
「じゃあもうみんなのように戦えるのか」とジットは言った。
「いや、まだだ。小さな物だし、まだ体の中でしか光ってない。今度は表面に出す事をやる。それが次の修行だ」
「よし、じゃあやろうぜ。その修行」
「じゃあまずは、また目をつぶりアニマを感じろ。今度は俺は手をかざさない。自分でアニマを感じて見つけるのだ。見つけたら。目を明け俺たちのいる岩まで走ってこい。そしてまた戻って、また目をつぶりアニマを感じろ。その繰り返しだ」
「あの、
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