それぞれの試練
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くなる。そんな時でも動けるように今修行をしよう」
「はい」
と言って修行は始まった。
「じゃあ、まず復習。ってことで見つけて来て」
と言ってダルフは岩の所へ歩きだし、そのまま座った。
「まぁじゃあやるか」
と言って、ジットとセラは目をつぶった。
「あんな言い方でいいの。ちょっと可愛そうだよ」
とハルが前のめりに言った。
「何がだよ」
「だから、今日で終わりなのにあんな言い方でいいのって、可愛そうだよ。すぐに元気になったのに、あんなんじゃダメよ」
とハルがちょっと怒りながら声を大きくして言った。
「ってか、まだいたの」
とダルフが言い返した。
「え、だって私も一緒に旅するんだよ」
「はぁ」
とダルフとシロンとランダが一緒にハモりながら大きな声で驚いた。
「なんでお前も一緒なんだよ」
とシロンが慌てて言った。
「なんでって別に良いじゃん。ってことでよろしく」
「はぁ」
とまた三人は驚いた。
「おいおい、どうするだよ」
とシロンがダルフに聞いた。
「まぁ一緒ついて来るなら、来るでいいんじゃない、勝手について来るんだし」
と言った。
「それにしてもなんで、あの言い方なの」
とハルはダルフが答えるまで聞いた。
それに懲りたかダルフは言った。
「あれも修行の一種だよ。精神が不安定で探す。集中力がなければ無理。逆にいえばどんな状態でも集中力を保っていられるってわけ」
とダルフが答えた。
「ふーん」
とハルは渋い顔をして言った。
「そんなことしたら今日の修行はおじゃん。本当にさようならだな。亭主にも中途半端な引き継ぎ」
とランダが笑いながらと亭主に同情しながら言った。
「いや、そうでもなさそうだぜ」
とニヤリとしながら、シロンは言った。
「意外に早かったな、セラ」
「いいえ、ダルフさん。昨日見つけれたから今日は簡単に見つけれました」
「えぇー、セラちゃんが先。びっくり私てっきりジットかと思った。」
「俺もだぜ」
「え、私が先じゃあ不味かったですか」
「いや、全然。俺の思ったとおりだよ」
「え、本当ですか」
「あぁ、セラは店の手伝いをしていた。からどんな状況にも落ち着いて出来るで、ジットよりも見つけて来れた。」
とダルフはセラがジットよりも先に来ることを知っていたかのように話した。
「じゃあ、また見つけて来ますね」
とセラが行こうとしたら。
「いや、復習や気持ちを切り替える為だからまた今後にやっておこっか」
少し間をおきながら。
「ジットを待っている間がもったいないし、これから
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