それぞれの試練
[6/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
まシロンに向けて反撃の態勢していたために反応が遅れた。
ドーン
とものすごい鈍い音が響きながら衝撃と砂煙がたった。
「「倒したの」」
とランダとハルがハモった。
「やった」
とシロンが言った。
が
ダルフは倒れておらず、右手に放とうとしていた炎でガードをして鉄鎧の拳を受け止めながら耐えていた。
「くそ、しぶとい」
と言って、シロンは右腕に空気を集め溜めて飛ばした。
空気弾は、無色透明で見えないが通った後の草はのけぞいていた。
ダルフは迫ってくる空気弾に気づきた途端、ガードを解き振り下ろしてくる鉄鎧の握り合った両手を避け、シロンがダルフの攻撃を避けようとしたようにして鉄鎧の背中に回り押したのではなく蹴り倒した。それと同時に空気弾が鉄鎧に被弾した。
被弾した鉄鎧は大きく吹き飛ばされた。
「かぁ、なに」
とシロン言ったが、被弾する頃に走り出していて、2人の距離はもう槍を伸ばせば届く距離になっていた。
シロンは慌てて剣を呼ぼうとするが、距離が遠く難しかった。仕方なくシロンもダルフに向かって行き、右手を上げ殴りかかったが、接近戦はダルフに有利でシロンが殴りかかった右手をシロンの内側に交わし、その外から左腕を回しシロンの顔面に向けて殴りかかった。シロンからは自分の右腕がダルフの左腕を隠し殴りかかる左腕に気付かなかった。
バァン
という音が響き、カウンターがシロンの右頬に当たると同時に、シロンの膝が地面に着いた。
「何をやっているのですか」
と女の子の声がした。
「あぁ、これはどちらが強いのって感じに勝負をしていて、セラちゃんが来た時点で・・・」
「「ああ」」
「私が来た時点でどうしたのですか」
「あ、ああ、終わりで、勝敗はダルフの勝ち」
とランダとハルは説明した。
次の日の朝
「ダルフちょっといいか」
酒場にモーニングを利用しに来ていた、ランダが突如ランダに声をかけてきた。
「なんだ」
とダルフはトーストをかじりながら答えた。
「監査が終わった」
とトーストを食べているダルフに対して腕を組ながら言った。
「うぁ、そうか」
「駐屯基地に行くことになったで、滞在の拘束が解けた。だで、もう旅をすることは出来る」
とランダは、顔色ひとつかえずに言った。
「よし、じゃあこれから旅に行けるな」
とシロンが喜んで言った。
「いや、まだ修行がある。今日の修行だけはちゃんとやってから行く」
がダルフが歓喜にわくシロンを押さえるかのように言った。
「ダルフさん、明日からはどうするの」
とジットとセラは困惑とさみしいの顔をして言った。
「大丈夫だ。今回のは
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ