それぞれの試練
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「オストやカルロの国は錬金術を主流として軍に利用しているし、生産にもなっているからね、それにアニマを使えるものは魔導士という扱いを受けているからね」
とランダとハルが喋っていたら、ダルフがいつの間にか離れていた間合いを走りながら詰めかけていた。
「おぉ、ダルフ。いつの間に」
「当然だ、錬金術で鉄鎧を出すつもりだろう。そんなことをされたら、ダルフには分が悪い。その前に先手を打つつもりだろう」
「ふーん、ところで鉄鎧ってなに」
「はぁ、あいつらがオーガオールを倒しに行った際に見なかったのか」
「あぁ、オーガオールの時は2人が来る前に私が倒しちゃったから、2人の実力はまだ私にはわからないのよ」
「はぁ」
「だから、それが知りたくて戦いに導いたの」
「はぁ「・・・なんて女だ。よくわからん」」
とランダとハルの会話をしていると、ダルフがシロンとの距離をさらに縮めていて右手から炎を出した。
「あそこから攻めるの、それにはまだ距離があるは」
「いや、そうじゃない。炎の動きがおかしい」
とランダ言うように、炎が棒のように長く伸びて上のほうでは鋭い三角形の形を描きながら槍の形ができあがってきた、そして炎の槍を一回転し槍先をシロンに向けた。
「槍で戦うのそれなら、もっと近寄らないと」
「いや、違う」
とランダは言い、ダルフは炎の槍を持った右手を後ろにして槍投げをするように構え、そして
「ファイヤーランス」
といい、ダルフは炎の槍を投げた。
ダルフの投げた炎の槍はそのまま威力が衰えぬまま、シロンのほうに飛んでいった。
そしてシロンの付近に行ったところで爆発し軽い衝撃波は飛んできた。ランダとハルは腕を構え衝撃波に耐えた。ジットやセラから離れたところで戦っているため彼らには軽い風が来る程度ですんだ。
「きゃあぁぁ」
「くぅ」
「一体どうなったの、シロンはやられたの」
「わからん」
とランダ言いながらシロンの方を向いたその瞬間
「あ、」
と言い固まった。
「え、どうしたのよ・・・え」
とハルも振り向いた途端に同じく固まった。
「なにあれ、あれが・・・鉄鎧」
と言って
2人が見たシロンの目の前には、ジットやセラを助けた鉄鎧が炎の槍を掴めていた。
鉄鎧は炎の槍を握り締め折った、それと同時に炎の槍は形が留まりきらずに、炎が弱まると同時に消えてった。
鉄鎧は右手を降ろし、2~3歩いたかと思うと地面を大きく蹴りあげて、ダルフの方に向かって飛び上がり突進して行った。
右手を握り締め殴りかかるが、ダルフは寸前で交わしただがすぐに左拳が襲う、けどこれも寸前で内側に交わすが右足の蹴りに避け
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