スットマン
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「ガキンチョども、無事か」
と言って突如に現れたその男と、ダルフさんとランダが遅れてやってきた。
「危ないところを助けていただき、ありがとうございます。」
とダルフさんがお礼をしていた。
そして
「ありがとうございます」
と二人が言った。
「いや、お礼はまだ早い。まだモンスターが残っている奴らが門の方に行くぞ。」
と男が言った。
「そうですね、ですがこれが終わった後あなたの事情聴取をさせていただきます。ので、お忘れなく。」とランダ言い捨てた。
「あいよ」
と男が返事をした、それと同時に二人は門に向かうモンスターに向かった。男はジャケットに手を入れてのたのたと、歩きながら二人の跡を追っていった。鎧は微動だにせず止まっていた、中の人はなにしているのだろうと疑問に思う、そこにジットが「あのう、いかないのですか」と言った。そこに男が「あぁ、そいつは置いていくから。また襲われて足を引っ張られても困るで」と言ってのたのたと歩いていった。とそこに横からウルフェンが男に襲いかかってきた。男は左腕を払いまだ距離があったウルフェンが突如弾き飛ばされた。二人は男がどのようにアニマを使っているかわからなかった。「すごい、本当にアニマはすごい。」アニマがあれば俺たちはどんなにも強くなれると今回の戦いを見て思う威力であった。そして何よりも彼らの姿に惹き付けられた、モンスターに襲われかけた圧倒的な恐怖による縮こまった気持ちはいつの間にか二人の中から消えていた。
〜俺も、私も、いつかは…
俺らをカバっている間に、門に向かっていったモンスターの群れは、門の守備を命じられていた自治軍の抗戦もあい、まだ防衛柵は越えてない。そこに戻ってきたダルフとランダが駆けつけてモンスターを倒し始めたが、彼ら二人より離れた位置にいたオーガが柵を壊した。そこにウルフェンが流れ込む、自治軍は弓矢や銃等の遠距離武器から剣や斧等の近距離武器に変えて抗戦するが実戦不足から、モンスターの動きに兵が乱れている。そこにオーガが転倒した兵に襲いかかった。
うあぁぁ
オーガの拳が兵に捕まりそうな時、オーガが突然倒れた。その背中には無数の矢が刺さっていた。それに遅れた二人が柵の内側に入ってきた。その頃、柵の外のモンスターはダルフとランダによって全滅していた。
二人が柵の内側に入ってきたおかげで、自治軍の指揮も戻り、モンスターの数を減らし最後の一体のオーガを倒し、モンスター防衛戦のすべてが終わった。
モンスターとの戦闘が終わっても、門の周辺は慌ただしかった。負傷者の搬送に商業交通路の為に敷かれた柵や武器に廃材、そしてウルフェンやオーガの遺体の撤去、撤去された遺体はぼろきれのように積み重なっていった。
「准尉、ご苦労様です。状況報告です。我々調査隊やこの村の自治軍や村の人々に死者は
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