スットマン
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る」
「ううぅ、よし。行こっか」
「大丈夫なの」
「うん、もう飛んでいった」
と彼女は言った。そして
「さぁ行くぞ…。ところで二人はだれ」
と言った。
「あぁ、そう言えば自己紹介がまだだったな。俺はダルフ、2日前にオニッシュ村に着いた、こっちは少し前に起きたモンスターとの戦闘の最中に着いた、シロンだ。君は」
とダルフは彼女に聞き返した。
「私はハル。ブテンと言う国から腕試しに旅をしている」
とハルは言い、ウジャールの森を抜けるために歩き出した。
その頃、オニッシュ村の酒場では「ダルフさん達まだかな」と二人の帰りを今だかと待つジットが言っていた。
「そんなにも簡単に帰って来るわけ無いでしょ。」とセラがいい、亭主が「そうだよ、最初の時なんか、こうやってハンターが依頼や旅に行ったときは、もぉ気にしまくりだったよ、ここに戻ってくる人なら本当に安心できるのだけど、旅をしている人なら、換金するときの向こうの村の組合から安全の報告が無かった時は本当に仕事に手が着かないね、だからセラやおまけにジットも、旅をするときはこうやって後ろで支えてくれる人がいるってことを肝に命じて」と語った。旅をしたら、それを支えてくれる人がいるってことを忘れるなと…。
「そっか…」とジットとセラは言った。それから、少し喋らなくジットはカウンターテーブルのイスに腰掛けて、水の入ったコップを持って固まってしまった。セラは店の手伝いはしてくれるもの、作業スピードが遅くたまにコップを倒してしうようになり、まるでジットが乗り移ってしまったかの様に見えるありさまだ。
「…まぁ別に、暗い雰囲気を作ろうとした訳じゃないから、ゆっくり待っていようぜ」と亭主が宥めるように言った。
「はい…」と返事はしたが、あまり元気が無かった。
と少し重く暗くなった雰囲気のある二人いるの酒場にも、外も暗くなり客も集まる時間になり酒場も賑わって忙しくなって来た。
「セラちゃん、こっちにも酒をくれ」
「はい、た、ただいま」
「あれ、なんだか、セラちゃん元気がないね、どうしたの」
「まぁそれが前来た、旅人さんが今日着たモンスターの討伐をしに、ウジャールの森へと行っちまってさぁ」
「あぁ、なんだっけオーガ…オールだっけ、あれの討伐にいったのか…」
「それで、さっきまで(まだかな、まだかな)って言ってたのだよ、ちょっと心配なんだよね、あたふたしてるで」
「なるほどね、今日は二人とも危なかっしいからとは思ったけど、そういうことね」
「まぁだで戻ってくるまでか、そのうち切り替わるでしょ」と亭主が言っている。
その時、夜の風を招き入れながら酒場の扉が開いた。
「いらっしゃ…い」とジットが驚きながらも、客を迎えた。
そこに現れてきたのは、ランダだった。軍のかったくるしい格好では
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