第90話 酒って...何?
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「そ、そうですか...」
「あの...」
「どうしましたか?ケンジ国王陛下」
「お酒、飲まなきゃ駄目ですか?」
「1回は飲むべきだと思いますが」
「そうなんですかねぇ...」
「ケンジ?飲まないのですか?」
「なんとなく、飲めない」
「私は飲めるんですけどね...」
「白音は凄いね...あげるよ」
「ダメですよ、自分のものは自分で飲まなきゃ」
「は、はぁ...」
とある人が言っていた『酒なんて、旨かねぇ、ストレス発散に近いものだ』と
旨くないのに飲む理由を教えてください...
「とりあえず、後で飲めたら飲みます...」
あ、白音を起こした理由...忘れてた...
工房でオリジナル作るためだった...
忘れないといいなぁ...
その後工房にて
「白音、オリジナルって作れる?」
「魔石と...オリハルコン...後は武器の材料があれば作れますよ」
「武器って...剣じゃなくて、槍とか弓とかでもできるの?」
「できますけど...」
面白そうだなぁ...
「武器の材料って、オリハルコンじゃ駄目なの?」
「高価なものを必要性がない武器に使うのは...」
「そういうことなのね、剣なら何があればいいの?」
「木材、鉄で基本的なものはできますが」
「それでいいなら了解」
「木材」...「木材」...
「鉄」...「鉄」...
「これでいい?」
「そうでしたね、ギフトがあったんでしたね」
「白音は使えないの?」
「この体ではできませんけど」
「そうなんだ...」
「では、作りますので...5時間ほど、時間を開けて来てくださいね」
「じゃ、図書館行って来ようかな...」
図書館にて
「創造主?どのような理由で?」
「古代魔法について書いてある本を読みたいんだけど」
「...では、これはどうでしょうか?」
「まあ、とりあえず、これ読んで見るね」
「創造主、行ってらっしゃいませ」
「さて、庭園で、本を読むか、どれにするかなぁ...」
「主様、こんにちは」
「あ、ドライ、この庭園って風があって気持ちいいよね、風も作ってるの?」
「はい、風も、温度も操作しています」
「すごいよなぁ...」
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