ONE PIECE
プロローグ〜無人転生〜(旧)
[3/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
いけんじゃね?
こんなところにヒントがあったとは。おのれ孔明の罠か!
無人島生活105日目。
「ささやき − いのり − えいしょう − ねんじろ!」
しかし何も起こらなかった。
無人島生活114日目。
「フハハハハハ! プラクテ ビギ・ナル “火よ灯れ” 」
しゅぼっと、ライターのようなしょっぱい炎が指先から出た。
魔法である。
これで勝つる! 首を洗って待っていろ恐竜君!
恐竜なんかに負けない!
無人島生活115日目。
恐竜には勝てなかったよ……。
いや、常識的に考えてライターで恐竜に勝てるわけないわな。
昨日は魔法が使えた喜びで頭がおかしくなっていたらしい。
でも、このまま魔法を修行していけば、いつかは勝てるのではないか。
なんか最近戦うのが楽しくなってきた。
修行するのも楽しい。
テレビもねえ! ラジオもねえ! 風呂もトイレもねえ! というか人っ子一人いねえ!
今の生活は前世よりもはるかに厳しい最低の生活だ。
こんなはずじゃなかったってばかり初めは思っていた。
けれども "俺には努力なんてできない" ていうのは思い込みだったのだろう。
努力して失敗するのが怖くて、ちっぽけな自分のプライドを守るためにニートになった。
いまは失敗ばかりの生活というか死んでばかりの生活だけれど、そう、なんていうか充実しているんだ。
見守ってくれていた家族の気持ちがいまならよくわかる。
一歩でも、いや半歩でも踏み出せば、全く違う世界が広がっていたんだ。
死んで初めて気づくなんて、ね。私ってほんとバカ。
父ちゃん、母ちゃん、会いたいよ……。
無人島生活365日目。
「ホ! ッホ!」
魔法の勉強は遅々として進まない。まあ、独学なんだから当然か。
ネギま!とかに出てきた修行方法を見様見真似でやっているが、それなりに効果があるようだ。
オタクでよかったぜ。
「ホッ! 1万回目ッ!」
身体能力はかなり上がった自信がある。
感謝の正拳突きも1万回できるようになった。まあ、半日かかるので、毎日とはいかないが。
今日で丁度1年目。
恐竜なんかに負けない!
無人島生活368日目。
勝ったぞおおおお!
3日にわたる死闘の末に恐竜君を倒した。
よし、今まで行けなかったジャングルの奥へと行ってみよう!
無人島生活384日目。
ジャングルの奥へと逝ってきたぜ。
恐竜君クラスのモンスターがうじゃうじゃいた。
10日ほど偵察して命からがら逃げかえってきた。
うわ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ