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鋼の錬金術師 貴方を守りたい――12人の巫女と1人の神――
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同じ時間――
アルト「よしっ!着替え終わった。
次は父さんを起こしに行かなくちゃ!」
父さんは世界的に有名な錬丹術の研究者って有名らしいけど、実際には料理も出来ない朝は私が起こさないと起きないというぐーたらおじさん。
私が学校に行っている間は部屋にとじこって何かやってる父さんがそんなに凄い研究者なんて思えないなぁ〜・・・。
とか考えながら、自分の部屋がある2階からお父さんが寝ている1階へと階段を下りていた。
そして、私の運命が変わったあの扉を開く――
『ガチャッ』
アルト「お父さーん………?」
男「ん?」
父さんの部屋に行っても父さんが居なかったため、自分で起きてリビングに行ったかなと思ってリビングへのドアを開けると警察の人のような制服を着て、頭は坊主の黒い肌をした男の人がソファーに座ってコーヒーを飲んでいた。
アルト「え?え?あの、だr」
父「アルト!今起きたのか?」
アルト「父さん!!」
男の人が誰なのかを聞こうとしたら、父さんが地下から大量の紙を持って出てきた。
その紙には一枚一枚に、びっしり細かく文字が書いてあった。
何語で書かれているのかは分からないけど・・・。
男「リンクさん、この子は?」
父「ああ、すいませんオルマンさん。
この子は私の娘で、アルトです。」
父さんは男の人を「オルマン」と呼び、私の紹介をした。
誰?この人を誰なんだろう………なんで家に居るんだろう?
男「そうでしたか。はじめまして、私は君のお母さんの事件を調べているオルマンと言います。」
アルト「お母さん……? 事件……?」
父「オルマンさん!」
男「えっ?あっ!!」
オルマンさんはしまった!といった感じの顔をしている。
そして、何故か父さんも………
アルト「父さん……事件って………」
父「アルト!いいから、部屋を出なさい!」
アルト「……でも……」
父「いいからっ!!」
アルト「うん……。」
『ガチャ』
父さんのいままで一度も見たことが無い凄く怖い顔に負けて私は部屋を出た。
ねぇ、父さん……なんで教えてくれないの?
なんで教えてくれ無かったの?
なんで………
お父さん――
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