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DQ8 呪われし姫君と違う意味で呪われし者達(リュカ伝その3.8おぷしょんバージョン)
第四話:ペット自慢は程々に……
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ルフ殿。
「くそっ……気分悪ーオッサンだなぁ」
(むにゅ? もみもみ?)
「きゃあぁぁぁ!!」
多分『うぜぇ』の一言が聞こえてたのだろう。
ウルフ殿を無視して話を進めるドドン・ガアデ殿に気分を害した彼は、気分直しにリュリュさんの胸を無遠慮に揉んだ。
「こ、このエロガキ! 何しやがる!?」
「言っただろ! ムカつく奴だったら、気分直しに乳揉ませろって!」
「私も言っただろ! 死ねって!!」
「殺してみろ変態女!」
リュリュさんとウルフ殿が互いに罵り始めた。
あぁ……面倒臭い。
ティミー殿下あたりが突然現れて、二人の仲裁をしてくれないかな。
「ちゅちゅっちゅぅ」
「え、マジですか!?」
二人の泥沼の様な口論を傍観してると、普段大人しいトーポ殿が突然鳴き出し、それを聞いたリュリュさんが驚く。
「アハト君、トーポちゃん貸して!」
ふんだくる様にトーポ殿を借りたリュリュさんは、貰ったばかりのチーズをトーポ殿に食べさせて、ウルフ殿の方に向けた。
(ぼわぁぁぁぁ!!)
すると突然トーポ殿が炎を吐く!
「うわぁ、何だ!? ヒャド!!」
「危ねぇな……俺んちでやるんじゃねーよ!」
「わぁお、ドドン・ガアデさん……これ凄い」
どうやらこのチーズを食べるとトーポ殿は火を吹ける様になるらしい。
「トーポちゃんが『そのチーズ食べたら火を吹けるよ』って言うから、試してみたら本当だったわ」
ああそうか……
リュリュさんはモンスターや動物とお喋り出来るんでしたね。
「お前……俺を殺す気か!? 俺が天才で強くてイケメンだったから大丈夫だったけど、危ねーだろ!」
イケメンは無関係な気がするが、流石はウルフ殿だ……トーポ殿の炎をヒャドで相殺させ、事なきを得た。凄い反射神経だ。
「え〜、イケメンが殺せっつたしぃ」
「勢いで言ったに決まってんだろ! 本当にアホだな。少しで良いから無駄にデカイ乳の栄養を能に回せよ!」
ある意味リュリュさんのアイデンティティーだから、それはダメだろ。
「はっはっはっ。うるせぇよヘタレ、イケメン」
リュリュさんはウルフ殿との口論になると、途端に口が悪くなる。
もうそろそろ退散した方がいいきがする。かなり我々(リュリュさんとウルフ殿)は迷惑だ。
「あのリュリュさん……トーポを返してくれますか?」
「あぁどうぞ」
「おいソロ……あのネズミには近付くなよ。危険だ!」
「いや……トーポは危険じゃないでしょう。危険なのはアンタ達ですよ」
「一緒にするな! 俺は被害者だぞ」
「
私
(
ひと
)
の乳揉んどいて被害者面すんな。一番の被害者は私よ」
一番の被害者はドドン・ガアデ殿だと思う。
これ以上は本当に迷惑だが、リュリュさん達を説得するのも面倒だか
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