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リリなのinボクらの太陽サーガ
悪魔のアグリーメント
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く折れ曲がっていた。いやはや、自分の腕がこんな状態になるとは……いい加減無茶も大概にしないといけないか。うん、反省しよう。

「喜べ執務官、ここにいた人質は衰弱こそしているが、二人を除いて無傷だ。そのうちの一人は多少の傷こそあるが、おおむね命に別状はない。左目の失明もアウターヘブン社を頼れば十分治療可能だ。そしてもう一人にはたった今、首輪付きが向かった。放っておいても問題あるまい」

「そう……良かった……」

「むしろ重傷なのは執務官だな。背中の砲撃痕もそうだが、右腕を見る限り相当の負荷をかけたようだ。治癒魔法を使用したとしても、完治までにはそこそこの日数が必要だろう」

「しばらく私も戦線離脱ってわけか……。まぁ、人質の無事とイモータル1体が引き換えなら、十分お釣りがくる……かな? でも敵戦力の中核の一部を倒せたんだから、少しは大局に……あいたたた……!」

「ふむ、ところで執務官、ここで商売の話をしないか? 包帯や傷薬などの応急処置ができる医療セット、1500GMP。購入するか?」

「う……い、今持ち合わせがなくて…………その……経費で落とせる?」

「問題ない。人質救出料も含めてまとめて請求しよう。ちなみに一人頭5万GMPだ」

「がめつい!?」

「何を言う。私の装甲車が無ければ、人質のほとんどは間違いなく死んでいた。遺族への謝罪や命の喪失と比べれば、金で決着がつけられるだけマシだろう」

あぁ、だから救出に参加したんだね、このぼったくり業者。確かに人質救出という功績に報酬を求めるのは、当然の権利だろう。でも管理局の資金もそこまで潤沢じゃないから、払いはするだろうけど、今後更にカツカツになるだろうなぁ……。今月の私の給料、ちゃんともらえるのかなぁ……。

フレスベルグを棺桶に封印した私は遠い目をしてそう考えていると、遠方からいくつもの爆発音が聞こえてきた。そうだった、私達がここで勝ったところで、全体の戦いはまだ終わってなかったんだ。

それにさっき私達を撃った少年もどこかにいる。彼が何者なのかわからないけど、人間が銀河意思の側に付くなんて余程の事情があるはずだ。今はちょっと無理そうだけど、何とかして話を聞かないと……。

「へぇ、そんな状態なのにフレスベルグと戦ったんだ。エターナルブレイズも思ったよりタフだね」

「ッ!?」

噂をすれば影が差す、件の少年がギジタイを背景に上空から降りてきた。全身に黒い雷を走らせる年端も行かない赤毛の少年……彼は私達を見下ろしながら、傍にいたもう一人の連れに……え!?

「はやて……!? ううん、身体が小さい、だけどその姿は紛れもないサイボーグ……どうなってるの?」

「黒雷を纏う赤髪の少年……そうか、お前があのエリオ・モンディアルか。胎児期に暗
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