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リリなのinボクらの太陽サーガ
悪魔のアグリーメント
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む……!」

「ま、また治癒魔法が使えなくなるなんて……!」

すぐにヴィータ達も気付いたようやな。ただ、シャマルはマキナちゃんが目の前で消えた時の光景がフラッシュバックして、情緒不安定になりかけとった。

周りで一緒に戦ってた局員も自分達の魔法がいきなり使えなくなったことに激しく動揺しており、彼らの隙をすかさずニーズホッグの端末兵器が攻撃、戦死者のカウントが一気に増加した。

「モォ〜!!」

「ミ〜ン!!」

アウターヘブン社のIRVINGの軍勢が敵の兵器を足や銃で薙ぎ払い、辛うじて防衛ラインを維持してくれているが……数の暴力までは流石に覆せず、徐々に撃破されていった。まだ機体が残っている内に、突破口を切り開かんとクラナガンはマジで壊滅してしまう。

「ま、待ってください! はやてちゃん、市街地からこの戦域に急速接近する魔力反応を感知したです!」

「魔力反応? アウターヘブン社所属の魔導師か!? 確かに彼らはSOPの支配下には無い、私らの状況を聞いてすぐに応援を寄越してくれたんやな!」

「い、いえ、それが……違うんです!」

「違う?」

ドーンッ!!

後方でいきなり爆発が発生し、音がこっちにまで聞こえて来た。って、ちょい待ちぃ! 確かあの辺りは管理局の別動隊がおったはず……まさか!

「魔力反応の傍に高エネルギー反応も……ふぇ!? なんですか、このゲインは!? はやてちゃん、信じられません……こんな……人? まるで反応弾が飛び回って……」

「落ち着け、リイン。魔力が無くても解析映像ぐらいは出せるはずだ、見せてくれ」

「は、はい……」

ザフィーラの冷静な指示を受けて、リインは取り乱しつつも映像を展開した。……は?

「ちょ……ウソだろ!?」

「バ、バカな……!」

「冗談……よね……。なんで……こんな残酷なことばかり……!」

映像に出た敵の姿を見て、騎士達は全員絶句した。かくいう私も、何も言葉が出んかった。なにせ映っとったのは、私そっくりのサイボーグやったんやから……!

「ふざけんじゃねぇ……はやてのクローンに天敵を入れてくるとか、ガチで最悪じゃねぇか……!」

「天敵……?」

「説明します、主よ。我らが闇の書の守護騎士として縛られていた頃、闇の書には天敵とも言える存在がおりました。闇の書は無限に転生して、魔力を集めては暴走するロストロギア。そして我らは主の下に、魔力を集める強力な道具でした。我らの魔力蒐集を阻止できる実力者は、どの時代でも数えるほどしかおらず、力なく敗れ去った者達の大事な人や仲間を我らは襲い、蹂躙してしまった。しかし……どの時代でも、我らを退ける力を持った存在がいたのです。そいつは闇の書が覚醒する度に、必ず我らを撃退してきまし
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