10部分:TURN1 殿軍その十
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
てるしね」
「私達の艦艇もです」
小澤もここで言う。
「攻撃を受けています」
「無事なのは私の艦だけですか」
日本も戦局を見た。見ればそうなっていた。
無事な艦は日本の乗艦である日本だけだ。それを見てだ。
日本は敗戦を悟った。しかしここでだ。
艦橋のモニターに東郷が出て来た。そうして日本達に言うのだった。
「もうこれ以上の戦闘は無理だな」
「東郷さん、ではここは」
「ああ、全軍撤退だ」
東郷はそれを主張したのだ。
「祖国さんは動ける艦を全部まとめて軍を後ろに下がらせてくれ」
「では東郷さんは」
「今無事なのは第四艦隊だけだ。だからな」
「それではですか」
「後詰は引き受ける。後は任せてくれ」
「いいのですか?相手は五倍ですよ」
どれだけ質で勝っていてもだ。五倍の戦力が相手ならばだというのだ。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ