第十七幕:夏の街に弾む虹
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んが冷茶を用意してくれた。
時崎「ありがとう、七夏ちゃん!」
七夏「はい☆」
心桜「お兄さん! 早く座りなよ!」
時崎「あ、ああ」
いつも座っている場所に座る。
心桜「お兄さんも、あたしたちとおんなじ香りで、お揃いだね〜」
時崎「え!?」
<<七夏「お揃い・・・です・・・」>>
先日、七夏ちゃんに「お揃い」と言われた時の事を思い出してしまう。
心桜「ん!? どしたの? お兄さん!?」
七夏「柚樹さん、お顔・・・少し赤いです・・・」
時崎「な、なんでもないっ!」
心桜「なんでもあるっ! ・・・って感じだけど?」
笹夜「心桜さん!!!」
心桜「あははっ!!!」
俺の正面には高月さんが座って居る。ファーストフード店の時と同じ状態だ。
笹夜「時崎さん」
時崎「え!?」
笹夜「今日は、色々とありがとうございました」
時崎「こちらこそ、楽しかったよ!」
笹夜「はい♪」
高月さんの方から話しかけてくれて、少しホッとしてしまう。高月さんを前にすると、何を話したらいいのか分からないから・・・。
心桜「まだまだ、お楽しみはこれからだよ!」
笹夜「え!?」
心桜「かにカニ蟹!!!」
時崎「今日は蟹料理だったね!」
七夏「お待たせです!」
七夏ちゃんが蟹のお料理を持ってきてくれた。
心桜「おー!! きたきた〜♪ 待ってたよ〜」
笹夜「色鮮やかですね♪」
時崎「これは豪華だ!」
蟹のお料理を食べだすと、何故か会話が無くなりがちになるけど、この三人はどうなのかなと様子を見てみる事に・・・。
天美さんは関節から脚を引っ張って筋だけ出てきている。
心桜「あらー・・・。蟹の身って、なんで筋だけ出てくんだろ?」
七夏「え?」
心桜「どうせなら、身だけ出てきて、筋が残ればいいのに」
七夏「ここちゃー、こうすると、いいです☆」
七夏ちゃんはニッパーのような道具を使って蟹の足から身を取り出す。
心桜「おぉ! 流石! つっちゃー! 若女将!」
七夏「え!?」
心桜「やっぱ、かに座は伊達じゃないねー!」
七夏「それって、関係あるのかな?」
心桜「あるよ。つっちゃー、共食い!」
七夏「え!? どおして?」
心桜「だって、つっちゃー蟹座だから!」
七夏「そ、そんな・・・」
心桜「んじゃ、語尾にカニって付けてみるとか!?」
七夏「つ、付けません!!」
心桜「漬物は?」
七夏「漬けま・・・す」
心桜「語尾は?」
七夏「付けません!!」
心桜「お・・・」
七夏「付けません!!」
心桜「き・・・」
七夏「付けません!!」
心桜「今日は手ごわ・・・」
七夏「付けま・・・って、ここちゃー!」
心桜「あははー・・・ごめん」
笹夜「心桜さ
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