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翠碧色の虹
第十七幕:夏の街に弾む虹
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心桜「あははー! あったりぃ〜☆」
七夏「くすっ☆」
笹夜「〜♪」

なんとか、高月さんも俺の知っている限りでの普段の様子に落ち着いてくれたみたいだ。高月さんは、人目を惹く容姿だから、特に気をつけなければならないと思った。

心桜「後は、何かあったっけ?」
七夏「えっと、特には・・・」
心桜「笹夜先輩!?」
笹夜「夕陽・・・綺麗です!」
心桜「ほんとだ! 何か大きくみえるねー」
七夏「はい☆ 柚樹さん!」
時崎「え!?」
七夏「他に寄るとこ、ありますか?」
時崎「いや、無いから、風水に帰ろう。余り遅くなると凪咲さんも心配すると思うから」
心桜「お兄さん!」
時崎「え!?」

天美さんは、夕陽を眺めている高月さんを指差し、写真を撮るようなポーズをする。俺は、写真機を構え、初めて高月さんを撮影した。そして、天美さんも入るように手を動かす。天美さんと七夏ちゃんがファインダーに入って来た所を記録した。

虹を映す少女、高月笹夜さん・・・七夏ちゃんには、高月さんの虹は、どのように見えているのだろうか?
高月さんが映す人の心・・・七夏ちゃんや天美さんの心は、自然に映っているのだと思うけど、俺はどのように映っているのだろうか・・・。

 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

七夏「ただいまぁ☆」
凪咲「お帰りなさい」
七夏「ちょっと遅くなっちゃったけど、今からお手伝いします」
凪咲「ありがとう、七夏。でも、今日はいいわ!」
七夏「え!?」
凪咲「七夏のお友達がいらしてるから、今日は七夏もお客様!」
七夏「いいの?」
凪咲「ええ! 先に流してらっしゃい!」
七夏「はい☆ ありがとう、お母さん!」
心桜「つっちゃー今からお風呂?」
七夏「はい☆」
心桜「んじゃ、あたしも! 笹夜先輩は?」
笹夜「私は後で♪」
心桜「えーーー! 一緒がいい!」
笹夜「でも、三人だと狭くならないかしら?」
心桜「つっちゃー家のお風呂、広いよー! 三人なんて余裕余裕!」
笹夜「まあ、そうなの?」
心桜「なんだったら、もっと広い混浴露天風呂もあるんだから!」
笹夜「こ、混浴!?」
心桜「まあ、露天の方は広いけど、お兄さんが入ってきても『キャー!!!』って言えないよねっ!」
時崎「な、入らないって!」
心桜「えー!!! もったいない!!!」
笹夜「こ、心桜さんっ!!」
心桜「あはは! すみませーん!」
七夏「・・・・・」
時崎「凪咲さん!」
凪咲「何かしら?」
時崎「何か手伝える事ってないですか?」
凪咲「ありがとう、柚樹くん。では、お願いいいかしら?」
時崎「はい! 天美さんたちは早くお風呂に入る事!」
心桜「は〜い!」
笹夜「時崎さん、失礼いたします」
時崎「七夏ちゃん!? どうしたの?」

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