第十七幕:夏の街に弾む虹
[3/13]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
か?」
時崎「いや、特には・・・三人に合わせるよ」
心桜「お兄さんも、遠慮しなくていいよ」
時崎「いや、別に・・・」
心桜「写真屋さんとか、用事な−−−」
笹夜「こ、心桜さん!!!」
七夏「ひゃっ!」
心桜「わっ!」
時崎「!?」
笹夜「あっ、す、すみません・・・」
時崎「あ、いや・・・」
高月さんの少し力強い声に驚いた。理由は何となく分かる。三人の中で「写真」と言う言葉は御法度なのだろう。それは高月さんが、七夏ちゃんを思っての事だと思う。いづれにしても、あまり写真の話題はしない方が良さそうだ。
心桜「笹夜先輩!」
笹夜「はい、何かしら?」
心桜「つっちゃーなら、もう大丈夫だよ!」
笹夜「え!? 大丈夫?」
七夏「はい☆」
心桜「少なくとも、お兄さんの写真なら・・・ねっ!」
七夏「えっと・・・」
笹夜「そう・・・なの? ・・・七夏ちゃん!?」
七夏「その・・・」
高月さんは七夏ちゃんの表情から、何かを感じ取った様子で、その表情も穏やかになった。
笹夜「すみません。大きな声を出してしまって」
時崎「いや・・・気にしなくていいよ」
心桜「んじゃ、次、行きますか!」
七夏「はい☆」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
三人と一緒にスポーツ店の前に来た。
心桜「それじゃ、パパッと見てくるね!」
七夏「はい☆」
笹夜「心桜さん、ゆっくりでいいですよ♪」
心桜「ありがとうございます!」
天美さんはスポーツ店の中へ・・・バドミントン部って話してたから、その関係かな・・・。
時崎「ところで、二人は入らないの!?」
七夏「え!?」
笹夜「はい。私が入っても、場違いな気がしますから・・・」
時崎「そんな事はないと思うよ」
笹夜「ありがとうございます。でも、全く買うつもりもないお店に入るのは・・・」
時崎「天美さんと一緒に入って、天美さんが何か買えば・・・」
笹夜「そうなのですけど・・・」
七夏「ここちゃー、見るだけで何も買わない事が多いから・・・」
時崎「そ、そう・・・それは確かに・・・」
人の出入りがそれ程多くなさそうなお店(失礼かな?)で、女の子三人組の冷やかしは問題かも知れない。
心桜「お待たせっ!」
天美さんは何か筒のようなものを手にしていた。
時崎「ん? ポテトチップス!?」
心桜「お兄さん、シャトルだよ!?」
時崎「シャトル・・・羽!?」
心桜「そ。さすがに、スポーツ店でポテトチップスは無いわ〜!」
時崎「そ、そうか・・・」
心桜「次は、雑貨屋だったかな?」
七夏「はい」
☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆
三人と一緒に雑貨屋の前に来た。
雑貨屋へは三人とも入ってゆく・・・。それぞれ、何か、買うものがあるのだ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ