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『ある転生者の奮闘記』
エピローグ
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座っている。

 追い出そうにも流石に気が引けるからそのままとなっている。

 それと帝は退任前に、銀河連邦の提案を各国にした。ラムダス等のいざという時に備えてや。

 各国も承認して銀河連邦が設立されて、外交部に東郷長官の妻であるスカーレットさんが就任している。ちなみに東郷長官は何故か学校の教師をしていた。

 何をしてんの一体? まぁ真希ちゃんを見守るためやろかねぇ。

 茂と津波夫婦の仲は相変わらずのようであり、娘二人、息子三人(三つ子)を産んでいたりする。

 茂曰く「頑張っちゃった♪ (・ω<) てへぺろ」と抜かしていた。

 そうそう、俺やけど今は日本海軍長官に就任していたりする。

 田中が悔しがっていたけど知らん知らん。

 それと……はい、子どもは七人とも頑張りましたとも。だって誰かが出来たら皆、目の色変えて恐かった……。

 ちなみに一番最初は圭子だったりする。なお、皆は二人目も考えてたりする。ちょ、俺が持たないかも……。

 それと、引き取ったハンナ・ロックは徐々に回復してきている。元々が優秀やったのか、今では中三くらいの精神まで回復している。

 ……まぁそれでもよく抱きついていたりするけどな。

「何してるんだい?」

「ん? あぁちょっとあの時の事を思い出していた」

 圭子が俺にコーヒーを出す。

「そうか……あれから時が経ったね……」

 圭子は思い出したかのように目を細める。

「さて、俺も仕事頑張ろうかな」

「頑張ってね貴方♪」

 圭子はそう言って俺にキスをした。

「あーーーッ!! ちょっとケイコ、何してるんだよッ!!」

 そこへマリーが乱入してきた。

「何って……キスじゃないか」

「条約違反だよッ!! 今日のキスはボクに優先権があるんだよッ!!」

「どうした?」

「何かあったのか?」

 そこへ利古里やラスシャラ達も入ってきた。こりゃ収集がつかんな。

 不意に俺は窓から見える空を見つめた。空はあの結婚式のように青い空やった。

「……これからも頑張っていこうか」

 俺はそう呟き、喧嘩に発展しそうな皆の元へと向かった。




 統一宇宙歴946年、世界は平和やった。











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