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『ある転生者の奮闘記』
エピローグ
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 そこのところは俺の負い目やな。圭子さん達もハンナ・ロックを引き取る事に最初は驚いたけど、事情を説明すると納得してくれた。

「それに幼児化といっても小学一年くらいですからある程度は感情表現はありますよ」

 何故かよく抱きついてくるけど。抱きついてくる度に大きい胸が当たるのが悩みやけどな。

「……そうか、なら俺は何も言わんよ。大家族になる覚悟はしとけよ」

「アハハハ……かなりカネが飛んでいきそうです」

 俺は溜め息を吐いた。

『雪風』

 その時、ウェディング姿の七人の嫁さんがやってきた。

「今からブーケ飛ばすよ」

「ほぅ、なら真希のためにも取ってやらねばな」

「いや東郷長官が取ってどうすんのすか?」

「クク、相変わらずの親バカだ」

 利古里が苦笑する。ちなみに周りの女性陣はブーケに集中していた。

 ……怖いな。しかも出席している帝もブーケを取ろうとしているし。

 相手でもいるんやろか……。

「じゃあブーケ投げるよッ!!」

『そーれッ!!』

 そして七つのブーケが投げられた。ブーケを投げた時、空は青かった。

「……青いな」

「何がだ?」

「空ですよ長官。本当にこの空を守れたんですね」

「……そうだな。俺達は確かにこの世界をこの空を守れた。次は子や孫に託さないとな」

「それもそうですね。俺も津波と二人目でも作ろうっと」

「……おったんか茂」

「いたよッ!! 僕の扱い酷くねッ!?」

「気のせいや」

 俺と東郷長官、茂は互いに青い空を見ていた。








 それから七年が経った。

 アドルフ総統のドクツ第三帝国はロンドン星域を除いてほぼヨーロッパ、アフリカ星海域を手中に治めた。

 セーラ女王のエイリスは、腐敗貴族の数が多くて世界帝国だったエイリスは次第に衰退していき、やがてはドクツに組み込まれた。その時はセーラ女王と母親のエリザが日本に亡命してきて日本で過ごす事になった。

 ソビエトは共有主義が崩壊していき、カテーリンはそれを建て直しを計ったがそれも失敗して日本へ亡命した。カテーリン曰く「日本が安全だったから」の理由らしい。

 その後、友人のミーリャと共に学生生活を過ごす事になった。

 二人の母親はミール・ゲーペであった。

 ガメリカはCORE反乱の建て直しをしていた。新大統領のダグラスは悪戦苦闘しながらも、傍らに控えた妻のキャロルと共にガメリカの再建を行った。

 最後に日本だが、第二次宇宙大戦の占領星域をそのまま日本帝国に組み入れて日本の活動圏を広めていた。

 そして帝も退任して後任の帝が就任したらしい……のやけども何故か俺の家に居
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