警視庁捜査0課
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が尋ねる。
「ああ あのスーパーのお弁当は美味しいんだよ」
「1人でこんなに?」
「……昼と夜と……明日の分だ」
____
水田がお弁当を買ったスーパーへと向かう、店員に向かって警察手帳を見せる。
「警視庁捜査0課の姫川です」
何人かに話しを聞いて分かったのは水田はかなりの頻度で大量のお弁当を買っていると言うのだ。
__本署__
「ほぼ毎日?」
木村が尋ねる。
「はい しかも大量に」
結子が答える。
「かなりの食費になりますよね 大学の雑用の給料では厳しいと思います」
西島が疑問を呈する
宮迫と丸山が戻ってくる。
「水田の知り合いの話しなんですが1度アダルトビデオを買わないかと持ちかけられたようです」
宮迫が興奮気味に話す。
結子が首をかしげながら
「それがどうかしたの?」
「ロリコンのどぎつい奴って言われたそうです」
「……可能性はあるわね ふたりともご苦労さん」
____
その後の捜査で裏社会で高額で売買されていた水田のビデオが見つかる、そのビデオには誘拐されていた少女たちが出演していた。
すぐに強制捜査が行われ水田の自宅の地下室からは誘拐された少女3人が助け出された、室長と係長が記者会見を行う、マスコミが大騒ぎだ。
____
「かんぱーい」
カチャカチャ__
生ビールで打ち上げだ、みな満面の笑みだ。
「ぷはぁっ いや 主任の洞察力に完敗です」
宮迫がおちゃらける。
「あぁ上手い みんなありがとう 私も鼻が高い この0課は立ち上がったばかりだ 実績をあげなきゃ先がないのでね」
室長の片岡だ、顔はエラが張っていて小柄で痩せている、目がギョロッとしていた。
「これからもどしどし星をあげるわよ」
木村がみんなを見回しながら語る。
居酒屋の個室、事件の話題も遠慮なく語れる、この日はみな遅くまで楽しんだ。
____
2人とも酔っていた、結子と西島だ、打ち上げの後結子の自宅に向かっている。
「主任は結婚はしないんですか?」
普段は絶対に聞けない、酔った勢いだ。
「西島 レディーに失礼だぞ」
結子はマンション住まいで1人暮らしだ、仕事一筋で結婚などは考えなかった、今は警部補だ。
「ありがとう じゃ また明日ね」
「失礼します」
マンションの前で別れる、暗証番号を入力して自動ドアが開く。
その時男が1人一緒にマンションフロアに入ってきた。
「あの すみません ご自宅拝見とかできますか?」
「はぁ?……あなたは?」
「ご自宅拝見っていうバラエティ番組のようなものです」
若い茶髪の男でビデオカメラを構えている。
結子はカメラレンズを手で遮さえぎる。
「ご
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