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【凍結】剣製の魔法少女戦記 外伝・ツルギのVividな物語
006話『覇王を名乗る女性の話』
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。それとヴィヴィオの方に関しましては……」
「そちらは私達の方でどうにかするわ。だから安心しておいてカリム」
「わかりました。それではお願いしますね」
「了解よ」
それで私達の話し合いは終わった。
それからチンクとともに廊下を歩きながら、
「……でも、もし本当にクラウスの直系の子ならギルガメッシュのところに向かうのも検討に入れておいた方がいいわね」
「なぜですか……?」
「うん、この彼女がどういう理由で襲撃しているのか分からないけど、もし過去から引き継いでいる何かに縛られているんだとしたら解放できるのはクラウス本人しかいないと思うから」
「なるほど……それなら納得ですね」
そう、たまたま運がよかったのかこうしてクラウスとその彼女が会えるきっかけは出来た事になるからギルガメッシュには感謝しておかないと。
すると前方の廊下からツルギ君やヴィヴィオ、ノーヴェの姿が見えたので、
「それじゃ小難しい話はこの辺にして置きましょうか。わざわざヴィヴィオの耳に入れる事でもないしね」
「そうですね」
それでこの件の話は一旦終わりになった。
カリムお姉さん達と何を話してきたんだろうね、シホお姉ちゃんは?
少し眉間のところが寄っていたから僕じゃ分からない話をしていたんだろうな。
ディードさんやオットーさん達とも別れて聖王教会を後にする僕たち。
「さて、それじゃツルギ君達はこの後はどうするの?」
シホお姉ちゃんがそう聞いてきたので、
「うん。この後はストライクアーツ練習場でみんなと集合して色々と練習するつもりだよ!」
「へー……面白そうね」
「なんならシホさんも着いてきますか?」
「ノーヴェ、いいの?」
「ええ。むしろシホさんにはあたしの成長した姿やチビたちの面倒も見てもらいたいですから」
「そう。それなら着いていってみようかしら……」
どうやらノーヴェさんのおかげでシホお姉ちゃんも一緒に着いてきてくれるみたいだ。
あれ? でも、そんなシホさんが一般の人達の練習場にいったらどうなっちゃうんだろうと少し心配もしてしまう。
そして初対面のリオちゃんとか本当にどうなってしまうのか本気で心配だ。
「……ね、ねぇヴィヴィオちゃん……」
「うん。ツルギ君の心配はわかるよ……。リオってどういう反応をするだろうね?」
考える事は皆同じって事かな?
シン君、コロナちゃんも初めてシホお姉ちゃんと会った時にはそれはもう大変な驚きをしていたからね。
キリヤ君はご近所付き合いもあるからそれほどでもなかったけど憧れはしているみたいだし。
シホお姉ちゃんってご近所の目なんて気にしていないからミッドチルダの英雄が普通に歩いているとか昔はよく言われていた事だったし。
リオ
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