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DQ8 呪われし姫君と違う意味で呪われし者達(リュカ伝その3.8おぷしょんバージョン)
第三話:各々の役割は守りましょう。でも例外だってあるはずだよ。
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この二人は打合せでもしてたかの様に、トロデのオッサンを追い込んでいく。

「ワ、ワシは……ワシは……」
「冗談ですよ陛下ぁ(ニッコリ) 俺が陛下を見捨てる訳ないでしょ?」
潮時と思ったのか、兄貴が優しくオッサンの事を宥めだしたでがす。

「そ、そうだよな!」
「そうですよぉ。でもウルフさん達は戦力になるから追い払おうなんて言わないで下さいね。陛下がウルフさんに噛み付かなきゃ、彼も陛下を虐めたりはしませんから」
我が儘なオッサンを黙らせる為だけに、ここまで虐めるのか?

「俺は冗談じゃ無かったんですけど?」
「ええい五月蝿い! もうお前なんぞ知らんわい。勝手に付いてくれば良いだろう。ワシに話しかけるな」
この状況を壊したくないオッサンは、拗ねた口調でそっぽを向いて、この話を終了させたでがす。

「まったく……ウチの王とは偉い違いだな」
「ウルフさんの王様は、そんなに凄いんですか? 先程の話を聞く限り、自ら戦う事も辞さない方の様ですけども?」

「戦うさ……ってか最強だね。俺に剣術を教えてくれたのはリュカさんだし、あの人は各世界の神々からも頼られる存在だからね」
「はぁ……『リュカさん』ですか? 随分とフランクに呼んでますね」

「まぁ……流石に公式の場では俺も陛下って呼ぶけど、あの人自身が身分を誇示する人間じゃ無いからね。だから心からついて行ける……」
「凄い信頼ですね」

「まぁね。 ……でも、今回俺が異世界に放り出された原因はリュカさんだから、帰ったら絶対に仕返しはする!」
「仕返し? 心から忠誠を誓ってるのに?」

「忠誠心と仕返しは別問題だ。やられたらやり返す……当然だろ?」
「当然かなぁ?」
いや……絶対に間違ってるでげすよ。

ヤンガスSIDE END




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