―OVERLAP―
[6/22]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
トル!」
それが今、《デーモンの斧》と《パイル・アーム》の力を得て、攻撃力は3800のモンスターとして、攻撃表示となった。
「《パワー・ツール・ドラゴン》で《オシリスの天空竜》に攻撃! クラフティ・ブレイク!」
「リバースカード、オープン! 《永遠の魂》! 一ターンに一度、デッキから指定された魔法カードを手札に加えることが出来る!」
発動したリバースカードはそのまま石板となると、新たなカードを一枚出現させると、そのまま手札へと加えられていく。よってオシリスの攻撃力は3000となるが、パワー・ツール・ドラゴンの攻撃力はさらに上の3800。相討ちに固執しすぎた結果とも言うが、オシリスの攻撃を避けたパワー・ツール・ドラゴンは、そのままパイルバンカーの一撃を叩き込んだ。
「…………」
「オシリス撃破……ターンエンドだ!」
遊戯LP3,900→3,100
遂に破壊される神の一角。パワー・ツール・ドラゴンの装備したパイルバンカーに破壊され、大地に倒れ伏すオシリスとともに、俺はターンを終了する。これでこちらのフィールドは《パイル・アーム》に《デーモンの斧》を装備した《パワー・ツール・ドラゴン》と、ペンデュラムゾーンの《音響戦士ギータス》。
「オレのターン……オシリスを倒すとはな、褒めてやるぜ。なら次だ! 魔法カード《真実の名》を発動!」
対する相手のフィールドは、石板となったまま不気味な沈黙を保つ永続罠カード《永遠の魂》。さらに手札も《ブラック・マジシャン》に《幻獣王ガゼル》、《永遠の魂》でサーチした黒魔術師のサポートカードに、ドローする未知のカードとまで分かっているが、早速その未知のカード――通常魔法《真実の名》が発動する。
「このカードの発動時、デッキトップのカードを当てることで、そのカードを手札に加える」
「デッキトップのカード……?」
「《裁きの天秤》。ドロー!」
そんなものが分かるはずがないというこちらの疑問をものともせず、宣言通りに通常罠カード《裁きの天秤》をドローしてみせる。
問題は、ドローした《裁きの天秤》とともに現れた、相手の背後に立つ巨大な威圧感だ。
「そしてこのカードの発動に成功した時、デッキから神属性モンスターを特殊召喚する! 我が最強のしもべ三幻神! その一つの名は《オベリスクの巨神兵》!」
――そうして、その威圧感の正体はすぐに明らかとなった。大地を砕きながら現れる破壊神に、とても立っていられずに膝をつく。こちらを見下すどころか視界にも入っていないだろう巨神兵に、パワー・ツール・ドラゴンも必死で立ち向かおうとしたものの、その前に一体の黒魔術師が現れていたのが、何とか立ち上がっていた俺にも見えていた。
「そして《永遠の魂》のも
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ