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スイミングスクール
第一章
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「なれるかもね」
「そうなんですね」
「今は六年生よね」
 小学校のとだ、由紀恵は聞いてきた。
「そうでしょ」
「はい、そうです」
「だったらこれからどんどん泳げばね」
「どんどん速くなって」
「うちのスイミングスクールの選手にもなれるわ」
 こう界人に言うのだった。
「このまま続けていけば」
「先生みたいになれるんですね」
「そうよ」
「それで先生と」
 界人は無意識のうちに顔を紅潮させて由紀恵に言った、水着の上から見える胸のラインを横から見つつ。
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