リトルガーデンへ
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ナミとウソップの2人はアキトを挟む形で両側に座っている。
未だに眼前の巨人に怯えているのだろう。
「え、えっと、ブロギーさん。この島の記録は一体どれくらいでたまるのでしょうか?」
ナミが恐る恐るといった様子でブロギーに尋ねる。
ウソップも気になるのか耳を傾けていた。
「1年だ。まあゆっくりしていけ、ガバババババババ!!!」
「1年っ!?そんなに待たなくちゃいけないのか!?」
巨人ブロギーの口から語られる衝撃的な真実
1年もの間この島に居続ければアラバスタ王国はB・Wの手によって支配され、新国家を建設されてしまうだろう。
ナミとウソップは驚きで言葉が出ない。
アキトは本格的にアラバスタ王国まで能力で空を飛んでいくことを選択肢に入れ始めた。
「ブロギーさんはこの島で何をしているのですか?」
アキトは食事を一旦中断し、当初から気になっていたことをブロギーに問いかける。
いくら巨人と言えど外界から完全に隔絶されたこの島で生き続けることは困難を極めるはずだ。
きっと彼にはこの島に居続ける特別な理由があるのだとアキトは推測を立てる。
「決闘だ。ある男との戦いを制すために100年は俺たちはこの島で戦っている」
「100年も!?ブロギーのおっさんたちは決闘のためにこの島でそんなに長い間戦っているのか!?」
ウソップが驚愕の真実に驚きの声を上げる。
それはそうだろう。
いくら巨人とはいえ100年もの間戦い続けるなど正気の沙汰ではない。
驚愕に驚きを隠せないウソップの背後で火山が勢いよく噴火する。
それは幾度となく繰り返されてきた戦いの合図
ブロギーは自身の武器を手に持ちその場から立ち上がる。
「……さてと戦いの合図も鳴った。行くとするか」
「ちょ、ちょっと待ってくれよ!ブロギーのおっさんは何でそんなに長い間戦い続けているんだ!?」
「理由か……」
両者は向かい合う形で対峙する。
「「理由などとうに忘れた!!!」」
互いの武器をぶつけ合い、己の誇りを胸に掲げ2人の巨人は戦い始めた。
▽▲▽▲
ブロギーが決闘へと赴いた後、アキト達はブロギーの居住から立ち去っていた。
ナミとウソップの2人は今後の方針を話し合っている。
アキトは呑気に空を見上げながら恐竜の肉を頬張っていた。
空に広がるは満点の大空
太陽光が今なお眩しく自分たちを照らし続ける。
上空には通常の鳥の何倍もの大きさを誇る大型の鳥が雄叫びを上げ、各地で恐竜が跋扈していた。
空を見上げるアキトの視線の先に突然人の姿が映る。
見
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