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ダン梨・N
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まで煽られたせいで引く選択肢も取れないのに本能に従ってリスクへ飛び込むことも出来ない、典型的な駄目冒険者である。

 結局、この乱痴気騒ぎは原作通りリューさんが穏やかじゃないですねと騒ぎを聞きつけてやってくるまで続いた。リューさんは俺と冒険者の謎の攻防に一瞬どっちを助ければいいのか悩んでいた。いやぁ、本当にクズでごめんなさいとしか言えない。
 こうして騒ぎは終息し、男は逃げ、件の少女もこっそりその場を後に――。

「おいこらちょっと待ちなよ兄ちゃんよー。この子追っかけてた理由をじっくり聞かせて貰おうじゃーん!」
「ギャアアアアア!!あ、足に鞭が絡みついて逃げられん!?」
「やんちゃで奔放にも程があるでしょうバミューダさん!?格好つけて追い払った私の立場は!?」
「だ、大丈夫だった、君?ごめんね僕の友達がクズで。あ、よく見たらちょっと擦り傷がある!?すいませんリューさん、店に救急箱とかありますか!?」
(前も後ろも逃げ場がないから逃げられないんだけど!?ちょ、何この馴れ馴れしい白髪!!ああ、もう!今日のリリの運勢って一体どうなってんの!?)

 いやぁ、今日はまだまだ面白い一日になりそうだ。俺はとても晴れやかな気分になった。
 
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