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【凍結】剣製の魔法少女戦記 外伝・ツルギのVividな物語
005話『ヴィヴィオの家族達』
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たくないって思うのは、ダメかな……?」
「え? で、でも……」
「うん。なのはママたちの気持ちは本当に嬉しいよ! だけど、だけどね……それとは別にわたしの気持ちの問題なんだけどまだデバイスを持つのにはわたしじゃ未熟って思うの。だから……もう少し待ってもらってもいいかな……? いつか絶対に素直に受け取れるようにしたいから!」
わたしはそう言い切った。
なのはママのせっかくのプレゼントかもしれないのにわたしは無下にしようとしている。
だけどこの気持ちだけは変えられない。
まだまだデバイスを持つのには覚悟が必要だ。
だからそれが十分に養えるまで待っていてほしいと思うの。
わたしの言い分で少し家の中は静かになっていたんだけどしばらくして、
「がははは! ヴィヴィオもしっかりと考えているんだな。そうだよな、過ぎた力はなんたらって言う言葉もあるくらいだからな」
最初にわたしの思いに共感してくれたのはやっぱりランサーさんだった。
それから、
「でしたらヴィヴィオ。もう少し魔法学を身に着けるようにしましょうか。私もお力になりますよ」
「ランサーさんにオリヴィエさん、ありがとう……」
わたしはそう言って感謝の言葉を言う。
「むー……それじゃ仕方がないか。なのは、今日はヴィヴィオの思いに免じてこれはまた今度にしておこうか」
「そうだねフェイトちゃん。でもヴィヴィオ、後で必ず受け取ってね?」
「うん!」
なのはママとそう約束して今日はもう遅いので優くんやクランちゃん達と一緒にベッドで眠りについた。
眠りにつく前に先に寝てしまっている優くん達の顔を見て、わたしは新たに誓う。
きっといつか立派にみんなの笑顔を守れるような、そんな人間になるんだって……。
『そっか……やっぱりヴィヴィオはデバイスを受け取らなかったのね』
「うん、シホちゃん。それでどうしようか……?」
いま私はシホちゃんの家に電話をかけている。
シホちゃんは私達のお師匠さんだからなにかしらヒントを貰えるかもしれないって思ったから。
『そうね……ヴィヴィオの思うままにさせたらいいんじゃないかしら? 大丈夫よ。ヴィヴィオだっていつかは素直になってくれるから。ただ、今はまだ己の未熟さを痛感しているから素直になれないだけであって……』
「そうなんだよね。ヴィヴィオのためにマリーさんと前から制作していたギミックもあるから試してもらいたかったんだけど……」
『それって……あの悪夢の影響ゲェムの時からヒントを得た大人modeって奴……?』
「うん。魔法と体術を使う身体なら大人modeの方がより安定的に使えるからって感じで作ってもらったんだ」
あの悪夢は忘れられないけどそれのおかげでこの発想も思いつけ
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