暁 〜小説投稿サイト〜
【凍結】剣製の魔法少女戦記 外伝・ツルギのVividな物語
005話『ヴィヴィオの家族達』
[2/4]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
になっちゃうよ……」
「にゃはは。フェイトちゃんは心配性だなー」
「そう言うなのはだって……」

それでまたなのはママとフェイトさんの夫婦漫才みたいなやり取りが始まった。
うーん……やっぱりフェイトさんは少し心配性だよね。機動六課時代から知っているから分かるけど。

「大丈夫だよ。無茶な事はしていないから。わたしはみんなを守るために頑張っているから安心して!」
「ヴィヴィオ……だけどあまり隠し事はしないでくれないか? 僕はあまりそっち関係は力になれないから何とも言えないけどケガだけはしてほしくないから……」

ユーノパパはそう言って眼鏡をクイッと直しながら言ってきた。
その表情からは心配という言葉が滲んでくるようだった。
だけどそんなユーノパパの肩をランサーさんが叩いていた。

「あっははは! おいユーノ、お前は昔から心配性だな。いいじゃねーか。子供はわんぱくが過ぎる程度がちょうどいいんだよ。クランなんかいつもアルフとかと駆けまわっているぜ? なー、クラン?」
「うん! にゅふー!」
「そ、それはそうですけどうちにも教育方針とかそんなものがありましてね……イタッ! 痛いですって!?」

クランちゃんの頭を撫でてやりながらなおユーノパパは叩かれていた。少し不憫に感じたけどこれも昔からの付き合いだから気兼ねがないんだろうなと思う。
まぁ、ランサーさんは普段からフランクな性格だから誰とでも友情を結べちゃうのが少し羨ましいけど。クランちゃんもそれで保育園の人気者らしいから。

「まぁ一つ言える事は……ヴィヴィオ。そのうちきっちりと話してね? なのははいつまでも待っているから」
「うん。いつか必ず話すよなのはママ」
「うん。それならよし! それじゃオリヴィエさん、料理の支度も整っているから少し手伝ってもらっていいかな?」
「ふふ、わかりました」

オリヴィエさんも笑顔を浮かべながらなのはママの手伝いをしに向かっていった。
これからみんなでお夕飯か。楽しみだね。
それからみんなで楽しく食事をした後に、

「それじゃなのはママ。少しだけ魔法の訓練をしてくるね」
「あ、ちょっと待ってヴィヴィオ?」
「ん……? どうしたのなのはママ……?」
「うん」

突然なのはママに引き留められてどうしたのかと聞いてみるとなのはママはなにやら一つの箱を取り出してきた。

「なのはママ、これって……?」
「うん。ヴィヴィオももう四年生だからそろそろデバイスが必要なんじゃないかなって思ってね」

デバイス……。
それを聞いて私はある事を思った。
それは……、

「……なのはママ、少しいいかな?」
「どうしたのヴィヴィオ。少し表情が暗いよ……?」
「うん。その件なんだけど……まだデバイスは未熟なうちは持ち
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ