45 交流
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ラスに飲み物を入れて乾杯の準備をしてください」
ヒデじいが皆に乾杯の準備を催促した。その場にいる人は茶を入れる者もいればジュースを入れる者もいた。藤木はアップルジュースをお手伝いさんからグラスに注いでもらった。
「では、坊ちゃま、乾杯の声を」
「では、乾杯!」
花輪がグラスを持った片手を上に突き出した。皆も乾杯する。
「乾杯!」
乾杯の後、花輪は、みぎわにすり寄られた。
「花輪くう〜ん、貴方とこの場に入れて嬉しいわあ〜」
「ちょ、ちょっと、近寄りすぎだ。離れてくれたまえ、Baby!」
「あら、カズちゃんったら、貴方達仲がホントいいのね」
「いや、mama、これはちが・・・」
「ええ、そうです。花輪クンは私の事をいつも想ってくれているんです〜」
「まあ」
花輪の母は微笑んだ。
「これからも仲良くして頂戴ね」
「はい、未来のお母さま!」
(だから違うってのに・・・)
花輪は母に勘違いされた上に、みぎわに抱き着かれますます頭の中が真っ白になった。一方、まる子とたまえやはまじ、ブー太郎はマークと共に談笑しており、はまじが一発芸を披露し、皆を笑わせていた。メイベルははまじを見て面白そうだった。
「アノ人、面白いわね。私たちも行こ!」
「そうね!」
リリィとメイベルははまじらの所へ向かおうとする。藤木は挨拶だけで終わってしまうと気になった。しかし、リリィが振り替える。
「藤木君達も行こうよ!」
「う、うん!」
藤木と永沢、山根、そして山田ははまじの面白い芸を見に行った。
「Hahaha,it’s so funny!」
マークははまじの芸に大絶賛していた。
「アノ、私にも面白いものみせてもいいですか?」
メイベルははまじに頼んだ。
「あー、いーとも!」
はまじはメイベルにもコント番組で放送された芸の真似をして笑わせた。
「アハハハ、浜崎君は本当に面白いげいがとく意だじょ〜」
山田は笑いながら言った。
(浜崎君は本当に面白くて人気があるよな。僕も人気になれるような事がしたいな・・・)
藤木ははまじが羨ましかった。
「藤木君、今君も浜崎君みたいに人気者になれるような事がしたいと思っているんじゃないのかい?」
永沢にまた心中を読まれた。
「い、いや、そんなことないさ!」
藤木はあわてて誤魔化した。
「まあ、卑怯者の君には無理なことだね・・・。」
永沢は藤木を意地悪にあしらった。また、リリィとメイベルはマークと英語で挨拶し、談笑していた。
(マークも格好良くて羨ましいな、それに比べて僕は挨拶しただけだもんな・・・)
藤木はマークをも羨ましがった。
昼食も花輪家でご馳走となった。
「今日は色々と素晴らしいご馳走にしたのさ」
花輪が言った。
「あの花輪
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