45 交流
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夕方、藤木の家に電話がかかった。リリィからだった。藤木の母が出る。
「はい、こちら藤木です」
『こんにちは。藤木君の友達のリリィですけど、藤木君いますか?』
「はい、ちょっと待っててね」
藤木の母は息子を呼ぶ。
「茂、リリィさんよ」
「え、あ、うん」
藤木が受話器を受け取る。
「もしもし」
『藤木君、今日私の友達が来たわよ。明日楽しみに待っててね』
「うん、ありがとう。こっちも楽しみにしているよ。それじゃあ、さよなら」
『さようなら』
二人はお互い電話を切った。
翌日になり、藤木は花輪家に向かった。到着して、花輪家の門のインターホンを押す。
「こんにちは。花輪クンのクラスメイトの藤木です」
『ようこそ。どうぞお入りください』
お手伝いが返事すると、門が開いた。藤木が玄関に入ると、花輪が出迎えた。既にリリィもいた。
「Hey、藤木クン、よく来てくれたね」
「藤木君、待っていたわ」
「う、うん」
こうして藤木は花輪とリリィによってパーティールームへ通された。その場にはヒデじいに花輪の母、そして花輪の友人、マーク、そして黒髪をポニーテールにしている少女とその両親と思われる人物がいた。おそらくその少女がリリィの友達なのだろうと藤木は察した。その場には既にまる子とたまえ、はまじとブー太郎、そしてみぎわがおり、マーク達と談笑している所だった。
「会いたかったわ〜、マーク〜」
「O,oh・・・.Thank you・・・.Hahaha・・・」
みぎわは花輪の他マークにもお熱のようだった。リリィはポニーテールの少女を呼ぶ。
「メイベル、私の友達が来たわ」
メイベルと呼ばれた少女が振り返り、藤木とリリィの所へ来る。
「こちらが私の友達の藤木茂君よ」
「初めまして、藤木です。よろしく」
リリィに紹介された藤木は照れて挨拶をした。
「コンニチハ。私はメイベル・ヒロオカよ。日本名だと広岡美紀子って言うの。ヨロシク」
藤木はメイベルと握手した。藤木はメイベルに一目惚れした。そして、すぐ永沢、山根、そして山田が入ってくる。
「おやおや、藤木君、そのかわいい子はだれだい?」
山田が聞いてきた。
「リリィの友達さ」
藤木は返答した。
「おーい、オイラとも友だちになってくれじょ〜」
山田はアハハハと笑いながらメイベルに寄った。リリィは永沢と山根にもメイベルを紹介した。
「それじゃあ、そろそろ本格的なWelcom Partyと参ろうか」
花輪が皆に呼び掛けた。
「今日は僕のmamaが日本に帰ってきて、僕の友達のマークにリリィクンの友達が、そして僕の日本のclassmateたちが集う事になったのさ。是非3か国の人々の交流を楽しもうじゃないか」
「それでは皆さん、グ
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