第17話「いざ“逝かん”、200階へ」
[4/4]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
深に被っていたフードがはずれ、引き込まれてしまいそうな真っ黒な長髪に、可愛らしい顔を羞恥心からか朱に染め、淡い輝きを放つ右目を潤ませている。
「綺麗だ……」
素早くフードを被りなおしたために一瞬だけしか目に出来なかったが、男の脳裏には絶対に消えない映像として残り続けた。
そして、そそくさとリングから逃げるように去っていく少女を目で追いながら、男は携帯を操作して“彼”を呼び出した。
1コール後に繋がった音がすると、男は相手の対応する声を聞くことなく口を開いた。
「私だ。仕事を頼みたい」
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ